ジム・ロジャーズ 最新インタビュー・ジム・ロジャーズ氏投資インタビュー連載の『マネーエクスプレス』(メールマガジン)

CNET Japan(シーネット・ジャパン)によると、新しく創刊されるメールマガジン『マネーエクスプレス』にて、ジム・ロジャーズ氏による投資インタビュー小論が連載されるということです。

マネーエクスプレスとは、月刊誌「マネー・ジャパン」のメールマガジンを大幅にバージョンアップしたもので、2008年4月25日よりオールカラーのPDF形式として、毎週金曜日に無料配信されています。

マネーエクスプレス 4月25日号

連載陣は、ジム・ロジャーズ氏のほか、人気経済アナリスト・木下晃伸さん、最近、FXを始めたばかりのタレント・小倉優子さんなどの執筆により、毎回、楽しいお話が聞けます。


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ジム・ロジャーズ 最新インタビュー・伝説の投資家ジム・ロジャーズが明かす「為替投資術」

2008年04月23日、週間ダイヤモンド編集部が、ジム・ロジャーズ氏に独占インタビュー『伝説の投資家ジム・ロジャーズが明かす「為替投資術」』を行いました。今回のインタビューは、為替に関するものです。オリジナル記事のログが流れてしまい、リンク先が消滅する場合があるので、下記に全文、引用させていただきます。

[Preface]
大物投資家のジム・ロジャーズ氏は昨年、シンガポールに移住。現在、ドルを売り、円とスイスフラン、中国人民元を買い進めているという。百戦錬磨のカリスマにその根拠を聞こう。(聞き手:ジャーナリスト 瀧口範子、『週刊ダイヤモンド』副編集長 麻生祐司)

−今回のドル安は想定内か。

ジム・ロジャーズ「むろんそうだ。それどころか、ドルの下げ相場はこれからが本番だと見ている。対円でいえば、(1995年に記録した)1ドル79円の更新も必至だ。もちろん、ドル資産を持つ投資家にとってはおいしい“持ち直し”の時期も訪れよう。ただ、当面のトレンドはあくまで下向きだ。」

−その根拠は?

「ご多分に漏れず、サブプライムローン問題、すなわち(米国の)信用バブル崩壊がその根拠だ。近年の信用バブルは米国史上最悪のものだった。膿を出し切るまで、あと5〜6年はかかる。なにより暗い気持ちにさせるのは、インフレがかくも蔓延しているというのに、FRB(米連邦準備制度理事会)がだらだらと金融緩和を続けていることだ。通貨の価値を下げることで国際競争力を取り戻そうとした国は歴史上いくつもあるが、この方法は短期的には有効であっても、中長期的には失敗する。悔やまれるのは、なぜ景気後退をもっと早く起こさせることができなかったかということだ。景気後退には経済システムを正常化させる機能がある。それを恐れ、金融緩和で絆創膏を張ってきたFRBには怒りすら感じる。」

−あなた自身、ドル資産の売却は進めているのか。

「まず昨年、長年住みなれたニューヨークの自宅を売り払って、シンガポールに移住した。今も(純粋な為替投資としての)ドルは多少持っている。だが今度ドル高に進めば、全部処分する。本当だ。」

−現在買い進めている通貨は?

「円、スイスフラン、それになんといっても中国の人民元だ。」

−ただ、中国については、今夏の北京オリンピック以降の景気が不安視されている。

「そう思うなら、人民元を売ればいい。私が買い取ろう。オリンピックと一国の景気を結び付ける議論はナンセンスだ。」

−中国経済のバブル崩壊懸念は杞憂ということか。

「そもそもどんな国の経済にも景気の後退局面はある。しかも、それは、前述したように、必要悪だ。中国は今、ひどいインフレに直面していて、それゆえに社会不安が高まっている。調整は当然起こってしかるべきものだ。ただ、それで“中国発展物語”の終わりかというと、そうではない。中国にはなんといっても13億人の国民がいて、しかも消費に目覚めつつある。4歳になる娘は今、中国語を学んでいるが、私も大賛成だ。中国の中長期の未来は他国よりずっと明るい。唯一問題を指摘すれば、中国の為替政策だ。中国政府は、市場介入を繰り返して人民元のレートを一定範囲内でしか変動しないよう調整し、対ドルで安く保とうとしている。中国は過去3年間、いろいろ正しい政策を採ってきたが、これは深刻な悪策だ。何を心配しているのか知らないが、私は完全変動制を採るべきだと思う。」

−ところで、円とスイスフランも買い進めているというが、その理由は?

「端的にいえば、円やスイスフランのキャリートレードの終焉を見越したものだ。市場ではこれまで世界的に金利の低い両通貨で資金を借りて外貨や外貨資産を買うというキャリートレードが横行していたが、(金利差の縮小で)逆向き、すなわちドルキャリートレードになる可能性が高い。また、混乱の時代こそスイスフランに頼るという伝統的な考え方にも私は賛成だ。」

−ユーロには注目しないのか。

「かなり持っているが、現在買い進めてはいない。円やスイスフラン、人民元ほどの価値を見出せないというのが本音だ。」

−ユーロはドルに肩を並べるキーカレンシー(基軸通貨)になるとの意見もある。

「私自身は、そのような議論に着目して、通貨を買い進めたりはしていない。ただ、ドルが基軸通貨としての地位を失いつつあることだけは事実だ。外貨準備はその最たる例だ。イランやベネズエラなど、米国と折り合いの悪い国は、すでに他の通貨を大量に買っている。親交国である中東諸国ですら、他の通貨に乗り換えている。唯一の例外が日本だ。私が売るドルを日本政府が買い続けてくれるのはうれしいが、ドルに嫁入りしたままの状況は再考したほうがいい。ただ、ドルがここまで凋落すれば、さすがに日本の姿勢も変わるだろう。」

−最後に、為替投資の心得をあらためて聞かせてほしい。

「マジックはない。基本的には、貿易収支が悪化しているか改善されているか、外貨準備の価値が増えているか減っているか、今後どうなりそうかを見る。あとは、政府の経済運営の姿勢、そして経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)だ。それを基に、自分で判断する。今のような時代なら、皆が求める天然資源を保有するニュージーランド、オーストラリア、カナダといったような国々の通貨も堅実だ。カナダはかなりいい。」

(完)

引用元はコチラ⇒『週刊ダイヤモンド』特別レポート
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