ジム・ロジャーズの言葉 2008年2月後半パート2 最新の言説

2008年2月後半パート2です。今月のジム・ロジャーズ氏の発言は非常に多いので、発言の内容がわかるように、後半パート2として、一つずつ載せていきたいと思います。引き続き、最新の言説は、次のとおりです。順次追加していきます。

<追記>
ジム・ロジャーズ氏は、今年、年初から、何度も来日しては、
・ウェルスマネジメントエキスポ2008(一般向け・有償)
・日経ヴェリタス創刊記念シンポジウム(一般向け・招待)
・ABNアムロ証券 Credit and Alternative Opportunities(金融業界向け・招待)
・カリヨン証券(CLSA) ジャパンフォーラム2008(非公開・10億ドル以上の顧客招待)
などの日本における4つの主要なセミナーを終えて、シンガポールへ帰国しました。1番目はインディーズ(独立系)ですが、他は全部、メジャーどころです。
さて、最後のフランス系世界5位のカリヨン証券「ジャパンフォーラム2008」におけるジム・ロジャーズ氏の言葉が入ってきました。それを紹介して、2月の言説を終えたいと思います。

−通貨・米ドルに関して
「ドルは、再びさらに下落する前に、短期間、回復するだろう。」
「私は、ドルが回復するのを期待している。」
「どの時期においても、一直線に下落して行く通貨はない。」
「今年、ドルが上がることを期待している。」
「そして、いまだにドル建て投資している資産を売るのに利用するだろう。」

−推奨銘柄に関して
「現在、スイスフランと日本円、そして、綿花、砂糖、コーヒーを含む農産物商品を、買い持ちしている。」

−アメリカ経済に関して
「米経済はリセッション(景気後退)に入っており、今後、一段と悪化する。ドルへの圧力は続く。」
「住宅セクターと自動車セクターについては、リセッションより悪い。」
「FRBは紙幣を印刷し、リセッションを回避しようとしているが、応急処置にすぎない。」
「FRBは、バブル崩壊前の1990年代初頭に日本が犯したのと“同じ間違い”をしている。」
「18年後の今でも、日本は回復していない。」
「FRBと連邦政府が誤ちを続ける限り、景気低迷は長期化する。米国が経験したリセッションのなかでも、最悪のものの1つになるだろう。」
「ドルは、長期的には大幅に下落すると予想する。」
「年内のある時期にすべてのドルの持ち高を処分したい。」

(以下、カリヨン証券(CLSA)主催のジャパンフォーラム2008にての発言)

−推奨する商品銘柄に関して
「もし私が農産物に関していかに強気であるかをあなたに言おうとすれば、あなたは、ここだけの話として私にたずねるべきだ。」
「農産物商品の価格は、爆発的に上がるだろう。」
「食料の在庫は、それらが在って来た40年間以上の中で、最も低い。」
「小麦農業に充てられたヘクタール(面積)の総数は、30年間以上の間、作付けされてきていない。」

「砂糖の価格は、爆発的に上がるだろう。」
「あなた方全員は、できるだけ全ての砂糖を買うべきだ。」

「私は、綿花に強気である。まもなくそうなって来る。織物商業の多くの人たちは、合成品から自然繊維のものへ、再び転換させることをし始めている。なぜなら、そっちの方がよりずっと安く済むからだ。」

−通貨・日本円に関して
「私は、円を所有している。そして、それは、このごろ買っているもう一つの通貨である。私は、円キャリートレードは巻き戻しが起こるだろうということを確信している。それが起こるとき、円はどんどん上昇するだろう。」

(出典)Bloomberg.com、Reuters.com
・Jim Rogers Says Dollar to Rally This Year Before Further Slump
・米経済はすでにリセッション、さらに悪化へ=ジム・ロジャーズ氏
・Rogers Says Sugar, Other Agricultural Commodities to `Explode'
・Robusta Coffee Advances to Highest Since 1995 on Fund Buying
・Corn Rises as Increased Energy Costs May Boost U.S. Ethanol Use
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ジム・ロジャーズの言葉 2008年2月後半パート1 最新の言説

2008年2月後半パート1です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。順次、追加していきます。

−中国株式に関して
「中国の長期的な見通しは依然として明るいが、不動産市場は急落する可能性がある。」
「今年は、中国の不動産市場で投機を行っている者の中に、破たんする者が出るだろう。」
「中国政府は、不動産市場での投機を抑制するため真剣に取り組んでいる。」
「中国などアジアの産業に対する米景気後退の影響は少ない。」
「中国人は、米国や日本の生活水準を目指して突き進んでいる。」

−日本株式に関して
「日本の株式市場では、政府の少子化対策が奏功して出生率が(これから)上昇すると予想する。」
「サンリオなどの“出産・育児関連株”を購入した。(買い増しした。)」
「もし株式に投資するとすれば、日本市場はまだましだ。」
「農産物の種子や肥料、農業機械などの産業は活況を呈しており、米景気の後退を感じていないはずだ。」
「アジアで水処理や水質の浄化などの事業を手がける企業も米景気後退の影響を受けないだろう。」

−アメリカ経済と米ドルに関して
「アメリカ経済はリセッション(景気後退)に入っている。それは、一時的なものではなく、回復せずに悪化する。」
「米経済についてはすでにリセッション(景気後退)の状態にあり、対外債務が15カ月ごとに1兆ドルずつ拡大している。」
「1980年代前半には、米国は債権国だったが、いまや最大の債務国である。」
「ITバブル崩壊後、FRB(連邦準備銀行)がとった政策が大きな間違いだった。」
「FRBは、銀行監督が役割なのに、緩和して、金利を低く下げすぎた。そして、銀行はおかしな状況になってしまった。監督すべきFRBが犯した過ちは大きい。」
「FRBは、まさに18年前の日銀と同じ過ちを犯したのである。」
「米国はコントロール不能になっている。」
「(サブプライム問題からの信用不安は多くの金融商品にも影響した。この負の連鎖を食い止める手法はあるのか?との問いに対して)銀行を破たんさせる以外にこの問題の解決方法はない。間違いを犯したのだから、失うべきお金を失ってから、再スタートしなければならない。」
「リセッション(景気後退)は悪いことではない。現実の一環として起こりうるものである。」
「自然に例えるならば、山火事と同じである。山火事は必ずしも悪くはない。それによって、悪いものがきれいに一掃されて良い状況ができることもある。経済も自然と同じようなことである。」
「ドル相場については今後著しく下落し、世界の準備通貨としての地位を失う恐れがある。」
「もし今年ドルが上昇する局面があれば、残りのドル資産を売却しようと思っている。」
「今後10〜20年ぐらい、ドル建ての資産を保有するつもりはない。」

−通貨に関して
「今買っている通貨は、ユーロ(EUR)を買っている。」
「そして、他にもいくつかの通貨−中国人民元(CNY)、日本円(JPY)、スイスフラン(CHF)を買っている。」
「円を買う理由は、日本は良いタイミングで、輸出先を人口30億人のアジアに変えたことが大きい。アメリカはアジアから輸入はしているが輸出はしていない。日本は良い地域に目を向けているので、今後も楽観視できる。」

−欧州株式に関して
「米景気はすでに後退しており、欧州はその影響を受けるだろう。」
「西欧諸国の株価は、(歴史に洗われてきたどの株価分析指標を用いても)割高感が強く、魅力的ではない。」

−現在における商品投資の優位性に関して
「関心を持っているのは、株式より天然資源や商品だ。成長市場のアジアなどでは需要がどんどん増えていく。」
「商品は、株式との相関がない。」
「(長期トレンドを見ると)商品相場が上昇した70年代には株式相場が低迷した。80−90年代は、株が好調で、商品が下落した。」

−初心者へのアドバイスに関して
「実際に使っているモノや関心のあるところから始めると良い。」
「さまざまな製品を抱えるソニーや巨大なトヨタ自動車のことを熟知するのは難しいが、自分が使っている商品は比較的わかりやすい。」
「衣料品の綿花、食品の砂糖、コーヒーなど、関心のあるところから始めると、きっと収益を上げられるだろう。」

(出典)Reuters.com、テレビ東京、日本経済新聞
・中国の不動産市場やドル相場に警告、日本は「育児関連株」購入=ジム・ロジャース氏
・ワールドビジネスサテライト:テレビ東京
・「商品相場 強気トレンドに」日経ヴェリタス創刊記念講演から:日本経済新聞
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