ジム・ロジャーズの言葉ミニスペシャル 中国の成功物語の終わりにはならない

ジム・ロジャーズ氏が、深センにて発言した日本語で報道されていない英文の翻訳記事です。最近の中国株への発言としては、締めくくりと言えるものとなるでしょう。

(深センにおける投資家フォーラムのスピーチで)

−中国株式市場に関して
「2008年に中国株を売るのは、賢くない。」
「私は再び言うだろう。“中国株式市場では、ある日、総合株価指数が10000ポイントに達するだろう!”と。」
「中国株をホールドしている。私がホールドしている中国株は売らない。」
「私は初めての中国株を1999年に買った。そして、未だにそれらをロング(買い持ち)している。」
「私は、多くの中国株や、シンガポール株、香港株、アメリカ株を保有している。私は、それらの株を多くの場所で買った。」
「私はマーケット(株式市場)の底がどこになるのかはわからない。私はそれほど賢くはない。」
「投資する機会は、現れている。」
「私は、中国株のA株に忠実である。私は4月にH株も購入した。もしも中国株式市場が下落し続ければ、おそらく、今年(2008年)、7月か8月にさらに買い続けるだろう。」
「中国の投資家は、自分たちの投資行動に対して、責任を持つべきだ。」
「投資家の中には、彼らが損をした時、証券会社に電話したり、政府に電話したり、メディアに電話したりして文句を言う人たちがいる。」
「しかし、それは、政府の間違いではない。私の間違いでもない。それは、他ならぬあなたの間違いである。」
「あなたは、その会社を知りもしないのに、その会社に投資している。」
「利益を出すのは、それほどたやすいことではない。」
「マーケットは、大きく上昇した。そして、今は、下落している。」
「3年前の2005年を思い出してみなさい。マーケットでは、総合株価指数が1000ポイントだった。」
「そうして、ほぼ300%上がった。それなのに、なぜ人々は不平を言っているのか?3年間で、あなたの資金は300%になったはずだ。」
「もしあなたが、昨年(2007年)、株式を買っていたら、あなたは資金を失っていただろう。」
「成功する投資家のキーポイントは、“バイロー・セルハイ(安く買って、高く売れ)”だ。」
「中国人の7%の人だけが、株式を保有している。たとえ7%のこれらの人すべてが株の資金を失ったとしても、中国の成功物語の終わりにはならない。」
「中国政府が今回の株価下落のパニックに手を出さないようにして欲しい。」
「これらのこと(現在の調整局面)は、いつでも起こることだ。調整は、私たちの歴史で起こる。しかし、それは、何人かの人を破産させはするが、世界の終わりではない。中国ができる最良のことは、マーケットに底をつけさせることである。そして、その時、再び完璧にスタートするだろう。」
「中国政府が何かをすれば、彼らは事態をさらに悪くさせるだろう。あなた(中国人)は、政府にマーケットから離れていてもらうべきだ。」
「彼ら(政府)は、落ち込む景気(現在の調整局面)を一時的に上げることはできる。しかし、それをやったら、あとでさらに悪くなるだろう。」
「1990年代の日本政府は、それを試みようとした。彼らは、景気を上向かせようとした。そうして、日本の株式市場が底をつけるのに、13年もかかってきた。」
「中国政府には、マーケットの外に居てもらいなさい。さもなくば、景気回復は、日本のように13年かかるかもしれない。」
「私は、穀物、インフラストラクチャー、汚水処理などの各セクターに依然として強気である。」
「しかし、金融セクターの株はダメだ。なぜなら、彼らの資産を表す貸借対照表で信頼できるものを知らないからだ。彼らには、巨額の借り入れ金がある。」
「サブプライム危機は、多くの国々へ影響を与えた。中国でも、アメリカでも、ヨーロッパでも、金融業界の銀行は、多くの問題を抱えている。」
(完)

(出典)chinastakes.com
・Rogers to Chinese Investors: Don’t Sell, Even Amid the Worst
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ジム・ロジャーズの言葉 2008年6月後半パート3 最新の言説

2008年6月後半パート3です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。順次、追加していきます。

(『2008年の中国への影響・A株投資国際フォーラム』での発言)

−中国株に関して
「このたびの下落は、市場参入のシグナルのようなものだ。」
「中国株式市場は、年初以来、大幅に値下がりしているが、過去3年間には大幅に増加している。中国はこれから21世紀の経済大国となるだろう。」
「私は、現在、中国株の購入を始めている。未来は非常に明るいと信ずるからだ。」
「中国株式市場は、2005年に底を打った状態から現在までの間に、実際には約3倍の成長を遂げ、非常に高い収益率を上げており、世界で最も成功した株式市場の一つになった。」
「この市場が、今後、3〜4年間順調に発展することを確信しており、投資家には長期的な視野をもつよう提案する。」
「中国経済の発展や中国株式市場の今後3〜4年間の発展を非常に楽観視しており、すでに中国株を購入するタイミングに入っている。」
「最も見通しが明るいのは、農業と汚水処理の関連銘柄である。」
「次に良いのは、エネルギーと電力の関連銘柄であり、他に良いのは、インフラ関連銘柄である。」
「最も期待できないのは、観光業関連銘柄である。」

(上海における中国投資家会合のスピーチで)

−避けるべき投資先に関して
(先月、ロジャーズ氏は、アメリカの通貨・米ドルの下落は、弱気派の行き過ぎのため、2Qには、一時的に小休止するだろうと予測していた。)
「アメリカ経済は減速しているので、米ドル(USD)は避けるべきである。」
「投資家は、これからは、どんな犠牲を払っても、米ドル(USD)は避けるべきである。」

−有望な投資先に関して
「今年(2008年)、最高の投資先は、国際商品(コモディティ)と天然資源である。」

−商品・農産物に関して
「農産物価格は、次の10年間に、今よりもさらにずっと上昇するだろう。」
「我々は、種子を含めて、何もかもが不足している。」

−商品・原油に関して
「原油価格は、人々がさらにエネルギーを消費するのを止めさせるほど十分には高くなっていない。」
「強気相場は、需要と供給が均衡を取るようになるまで、終わらないだろう。」

(出典)bloomberg.com、人民網日本語版
・Avoid Dollar `At All Costs,' Investor Rogers Says (Update2)
・ロジャーズ氏「A株購入のチャンス再到来」
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