ジム・ロジャーズの言葉 2008年7月後半パート2 最新の言説

2008年7月後半パート2です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。順次、追加していきます。

(CNBCテレビ他のインタビューで)

−アメリカ経済に関して
(ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の救済策について)
「これは、アメリカ合衆国にとって悪いことだ。完全なる自己破滅的行為である。」
「リセッションはシステムに存在する過剰を取り除くという意味で『善』である。」
「米国が過剰(マネー)にまみれたウォール街を救済して、リセッション回避をはかることは愚かしく、米国は、実際にリセッションを体験するより、はるかに高価な代償を支払うことになるだろう。」
「無分別な資金供給によって、FRB(連銀)は自らの衰退を招くだけでなく、激しいインフレを招き、基軸通貨としての米ドル(USD)の終焉を早めるだろう。」
「FRB(連銀)と米財務省による日曜日の救済劇は、公共債務をさらに増加させた。それは、この金融危機の根本原因を解決することにはならない。」
「患者が“がん”を患っている時に、ばんそうこうは助けにはならない。」
「ファニーメイとフレディマックの両社の破綻は、経済に問題を引き起こしている。しかし、我々は、経済の中でその問題を直視しなければならない。」
「ファニーメイとフレディマックの救済は、アメリカの納税者に、およそ5兆ドルの負担を強いるだろう。」
「この計画は、莫大な量の負債を、アメリカ政府の負担に加えている。我々は、200年かけて蓄積する負債と同じ量の5兆ドルもの借金を今作った。世界の人たちは、信じられない負債がどの政府にも加わったということを知っている。特に、深く借金づけになっている政府へもだ。それは、経済に対して悪い。また、金利に対しても悪い。インフレに対しても悪い。通貨に対しても悪い。」
「負担が10兆ドルになりそうな時に、2〜3年も待つよりも、両社を今すぐに破綻させた方が良い。我々が救済策を続けた場合、政府の負担は一体どれくらいになるのか?誰がアメリカ政府の債券を買うのだろうか?あなたが外国人で、1年間に莫大な量の負債を加えられた政府を見たとき、アメリカ政府の債券を買い続けるだろうか?つまり、私だったら絶対に買いはしない。アメリカ人だけれども。」
「米国債は、ここ1、2年の間に、現在のトリプルAから格下げされるだろう。」
「私の見方では、両社を破綻させるだろう。そして、両社は、破産裁判所(米国破産法による連邦裁判所の一つ)にかけられる。我々は、数百年間、幾千年間、世界中で破産を経験してきた。両社を破綻させよ。両社を破産者として認定せよ。そうして、我々は、金融システムを掃除することができる。私だったら、ファニーメイとフレディマックの幾人かの人間を刑務所に行かせることを望む。そうして、我々は、最初からやり直すことができる。それは、苦痛を伴うだろう。私は、むしろそうした方が良いと思う。2年でも、3年でも、5年でも、たとえ何年かかったとしても。」
「あなた方(アメリカ人)は、アメリカにおける巨大な赤字を蓄積させた政府の構造を完全に変えなければならない。それは、いくつかの根本的な変化を引き起こすだろう。歴史を通して見ても、たいていの国々は、彼らが金融危機に陥ったとき、もしも彼らが危機や小危機を乗り越えなければ、彼らは金融危機から脱出することは決してない。私は、(ごまかしてしのごうとして、さらに悪くなっている)まさに他の国々のようになるだろうということを恐れている。それゆえ、我々は、危機や小危機を乗り越えなければならないだろう。そして、その時、おそらく必要な変化を成し遂げるだろう。」
「アメリカの長期にわたる経済的脆弱性は、予算の赤字を増加させるだけだ。その手段が本当に必要とされる時、そのような救済手段の効果を破壊するだろう。」
「ここ2年間か3年間のうちに、6つか、8つの金融機関が破綻している時に、アメリカ政府は、もうこれ以上、残された弾(政策)を持っていない。」
「私は、3年前か、4年前、ここ(シンガポール)に来て以来、ファニーメイをショート(売り持ち)してきている。」
「私は、多くの投資銀行株をショートしている。」

−商品市況・原油に関して
「私は、現在、原油には新規に投資していない。その理由は、原油価格があまりに高いからだ。原油価格を下げるために、新しい石油埋蔵量を早く発見しなければならない。」
「原油価格は、先物市場においてよりも、現物市場においてさらに高く上がっているので、先物取引と店頭市場が、原油価格の急上昇に寄与しているかどうかは疑わしい。」
「すべての国々は、価格上昇の問題に取り組むためのエネルギーに対しての価格統制を取り除くべきだ。」
「OPEC(石油輸出国機構)は、原油の供給を増やすことができない。」

−航空株に関して
「燃油価格が上昇し、さらなる原油価格高騰の恐れの中で、航空会社は、厳しい時を迎えている。」
「私は、航空株を買っている。もしもあなたが航空機に多く乗れば、あなたは、自分の座席をなかなか得ることができないことがわかるだろう。搭乗率はさらに高くなっている。運航収容能力はさらに下がっている。そして、需要は、依然としてそこにある。」

(出典)reuters.com、cnbc.com、nolanchart.com、publicradio.org、indiatimes.com
・米金融危機:自己責任原則の放棄で米国は弱体化、ドルは凋落
・Don't Bail Out Fannie, Freddie: Jim Rogers
・Jim Rogers: Here's What I'm Buying
・Freddie and Fannie: whom are we saving?
・Markets not sold on rescue plan - Marketplace
・Jim Rogers doubts futures trading adding to crude oil surge

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ジム・ロジャーズの言葉 2008年7月後半パート1 最新の言説

2008年7月後半パート1です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。順次、追加していきます。

<ジム・ロジャーズの言葉スペシャルのお知らせ>
今回の記事:Bloomberg「ファニーなど:ロジャーズ氏は支援酷評」に関しては、さらに詳細なTranscriptが公開されています。ほぼ全文を翻訳いたしましたので、翻訳完了しだい、当サイトへ掲載いたします。ぜひご覧になってみて下さい。また、このTranscriptは非常に長いので、3つの記事に分けて掲載する予定です。

(シンガポールからのインタビューで)

−アメリカ経済に関して
(特に、ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の一連の救済策について)
「米政府による米住宅金融投資会社ファニーメイとフレディマックの支援策は、“救いようのない大難”である。」
「両社は、本質的に支払不能に陥っている。」
「両社への融資について議会に許可を求めたポールソン米財務長官の案が承認されれば、納税者が負担を負うことになるだろう。」
「米政府が納税者のカネを使ってファニーメイ株を買う神経を疑う。」
「これによって、米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシートは悪化し、米ドル(USD)の一段安とインフレ加速をもたらすだろう。」
「ばんそうこうの上にさらに1−3年分のばんそうこうを貼ってどうなるというのか。3年後に状況がもっともっと悪化していたら何が起こるか。」

(出典)bloomberg.com
・ファニーなど:ロジャーズ氏は支援酷評
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