ジム・ロジャーズの言葉 2008年9月前半パート1 最新の言説

2008年9月前半パート1です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。順次、追加していきます。

(CNBCのテレビ・インタビュー"Squawk Box Europe"で)

−アメリカ経済と世界市況に関して
「バーナンキ(FRB議長)をクビにして、トリシェ(ECB総裁)を雇え!」
「ヨーロッパ中央銀行総裁(トリシェ氏)に、アメリカ連邦準備銀行(FRB)の運営を任せるべきだ。トリシェ氏は、欧州経済を(インフレから)守るためにより良い仕事をやっている。」
「ヨーロッパ中央銀行総裁のジャン・クロード・トリシェ氏は、リセッション(景気後退)よりもさらに邪悪なインフレと闘うのに、頼りになるはずだ。」
「アメリカと日本で発表された景気刺激策は、それぞれの国を、長期にわたる景気低迷に沈めるだろう。なぜなら、これらの政府は、インフレを創っているからだ。そうして、経済の余剰部分を掃除することを邪魔している。リセッションは、山火事のようなものだ。」
「我々は、まさに悪い状況を広げていることを恐ろしく思う。我々は、日本の“失われた10年”と同じになるだろう。投資銀行は、数百年間、(何度も)破綻してきた。(ウォール街の)29歳の若者がマセラッティに乗っている。(←過剰報酬の問題)彼らに、マセラッティを提出させなさい。」
「ファニーメイとフレディマックが引き起こした6兆ドルもの借金を、なぜ3億人のアメリカ人たちが背負わされるのか?彼ら(ファニーとフレディ)を破綻させて、彼らを連邦破産裁判所に行かせなさい。それが、彼らのためだ。彼らは、気がついて、最初からやり直すだろう。」
「私も、納税者であるが、他の3億人のアメリカの納税者たちは、こいつらの間違いのせいで、困難な立場に縛られるべきではない。」
「ユーロ圏では、重い課税負担に窒息している。民主的な時限爆弾を避けるために、生産力を喚起することが必要だ。」
「中国と台湾を除いて、以前熱かった新興国への投資には近づかないようにしている。ロング(買い持ち)している商品は、売っていない。最近、いくつかの農業関連株を買った。」
「今後、20年間のうちには、29歳の農業従事の若者が、29歳の投資銀行家の代わりに、マセラッティに乗っているかもしれない。」

−大統領候補とアメリカ経済に関して
「大統領に誰がなったとしても、アメリカは悪くなるだろう。」
「今の大統領候補は、2人とも、経済というものをまったく理解していない。」
「彼らは、何が起こっているかを理解していない。通貨市場も理解していない。経済も理解していない。その世界を理解していない。」
「彼らは、問題を解決するよりも、さらなる問題を引き起こすだろう。」
「オバマ氏は、経済失政で、共和党を責め、政府の経済の失敗を反転させることを約束しているが、その政策の実現性はない。」
「オバマ氏は多くの財政出動について話しているが、私はとても良いとは思えない。負債をさらに増やすだけだ。アメリカは、歴史上でも、もう世界最大の債務国になっている。何かを解決できるだろうとは思えない。」
「リセッションを避けようと、今年(2008年)、打ち出された景気刺激策は、良い結果になりそうにない。」
「政府は、ウォール街を救済している。なぜなら、すべての友人たちがウォール街に居るからだ。」
「ベン・バーナンキ(FRB議長)は、リーマンブラザーズからの電話なら取る。しかし、オクラホマ州の貧しい教師からの電話は取らない。」
「問題のある投資銀行を破綻させる代わりに、救済して、納税者に重い負担を加えている。今の大統領候補の2人は、これを止めそうにはない。」
「もしもあなたが、選挙で勝つ人とは誰とでもたまたま友達になっておけば、あなたは、次の4年間、充実した時を過ごせるだろう。残りの我々、3億人のアメリカ人たちは、次の4年間、経済的にいっそう苦しくなるだろう。実際、世界は、経済的にいっそう苦しくなるだろう。」

(出典)cnbc.com
・Fire Bernanke, Hire Trichet: Jim Rogers
・We'll be Worse Off Whoever's President: Jim Rogers

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
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ジム・ロジャーズの言葉 2008年8月後半パート3 最新の言説

2008年8月後半パート3です。前回と前々回の2回にわたり、タイ・バンコクにおけるロジャーズ氏の発言を伝えてきましたが、既存メディアが報じていない内容は、実はまだあります。今回は、さらにそれらを翻訳することにします。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。順次、追加していきます。

(タイ・バンコクにおけるインタビュー・さらに続き)

−タイ国と商品への投資に関して
(タイ王国は、農業王国でもあり、農業セクターや農産物市場で最良の利点を持っていることに関して)
「これは、生涯最高の機会である。タイ政府と官僚たちが、農業セクターを活気付けてくれるだろうということを期待する。」
「もしもコメの流動性が十分高くなれば、私は、タイのバンコクでコメをトレードするつもりだ。」
「他の国々の農産物商品先物市場は制限されているので、タイ国の商品市場の潜在力は、十分高い。シカゴでは、コメの消費者や生産者はほとんどいない。シンガポールは十分豊かではあるが、作物を作っていない。東京では、アジアの限定されたトレーダーがゴムをトレードしているが、コメは扱えない。中国では、いくつかの商品市場はあるが、外国為替の制限があるため、先物市場を魅力的でないものとしている。」
「私は、日本や中国やシンガポールにアドバイスしてきた。今度は、タイ国に提案する。これらの国々は、アジアにおけるコモディティ・センター(商品市場の中心地)になるはずだ。中国が外国為替市場を開設する時、それは、タイの人たちにあまりに遅いものとなるだろう。」
「これは、投資機会というタイ国の窓である。」
「政府の介在に関して警告する。タイ政府は問題の一部である。彼らは市場に介在したままである。市場は動揺している。政府は邪魔することなしに、市場メカニズムに自然と任せた方がより良くなるだろう。いろいろな国で行われている商品価格を固定化させようという試み(価格統制)は、多くの場合、失敗に終わっている。」
「政治は、何もかもをコントロールしたがる。しかし、価格統制は、決してうまくいかない。」
(タイには、タピオカが上場された商品先物市場があることに関して)
「もしもタイの先物市場で十分なボリューム(取扱量)があれば、タピオカを、RICI(ロジャーズ国際商品指数)へ加えることに興味がある。」
「商品には、依然として強気である。とりわけ、農産物にはだ。」
「メイズ(トウモロコシ)や砂糖からの代替エネルギーへの必要性や、気象危機(地球温暖化による異常気象の問題)によって引き起こされるであろう莫大な需要がある。」
「商品ブームはどのくらい長く続くかと問われれば、厳密な期間はわからないが、おそらく、しばらくは確実に続くだろう。」
「私は、あなた方に商品を買うことを薦める。しかし、2020年には、私は翻すかもしれない。あなた方に商品を売るように言っているかもしれない。商品価格が継続的に上昇しているので、あなたは私が冗談を言っていると思うかもしれない。しかし、(商品を買うならば)今がその時だ。最後には、終わりがやって来る。」
「商品には強気であるが、投資に関して“安全である”とは言っていない。ここに注意して欲しい。しかし、綿花、コーヒー、砂糖の価格は、数十年間にわたり、史上最高値から60パーセントも80パーセントも下落していることに気づいて欲しい。」
「砂糖から作られるバイオエタノール生産には、タイ政府は補助をして欲しい。ブラジルが、過去30年間にわたり、成功してきたように。」
「あなた方には、多くの砂糖がある。あなた方は、バイオエタノールを生産することができる。タイの6000万人以上の人々とともに、大きなエネルギー市場を持つことができる。」
「エタノールを生産するには、メイズ(トウモロコシ)は向いていない。タピオカの方が、さらに良い選択肢である。」
「アメリカの中央銀行は、ウォール街の少数の銀行を救済するために紙幣を刷り、世界をインフレの危機にさらしている。」
「タイの中央銀行は、他の中央銀行よりも、インフレと格闘するのにより良い仕事をしてきた。しかし、タイが直面している高インフレには、まだ十分良くしているとは言えない。手本とするべきは、オーストラリアとニュージーランドだ。」

参考情報1⇒ジム・ロジャーズがバンコクで講演。「穀物」を推奨
参考情報2⇒タイ経済事情:金融当局が約2年ぶりの金利引き上げ実施(PDF)
(出典)nationmultimedia.com
・Investment guru : Thailand 'should look to its farms'

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
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