ジム・ロジャーズの言葉スペシャル ロングインタビュー・パートT&U(2/4)

ジム・ロジャーズの言葉スペシャルのつづきです。今回は、(2/4)です。

Money Morningによる特別ロングインタビュー:
パートT『ジム・ロジャーズは予言する。“さらなる大きな金融ショックが現れ、燃え立つ不安は何年も続くだろう。”』
パートU『ジム・ロジャーズは、中国を“世界で最も長期間の利益を出す役割”として見続けている。』
(2/4)

−多くの専門家が、FEDの現在の戦略に対して同意していません。まさに理解していません。我々の指導者は、自分たちが正しい選択をしているとどのように思っているのでしょうか?あなたはどう思いますか?
「バーナンキは、視野の狭い男だ。彼は、彼の完全な知性的な職業を、お札を刷ることを学びながら過ごした。そして、我々は、彼に、印刷機械のキーを渡してしまった。彼がわかっているやり方は、すべてその印刷機械を動かすことだ。」
「バーナンキは、アメリカの住宅分野には問題はないとか、住宅金融分野には問題はないということを言いながら、(紙幣印刷の)記録更新中だ。」

−そうですね。
「彼は、まさにFED(連銀)そのもののはずである。そして、FEDは、他の人以上に、これら金融機関を規制してしかるべきである。もしも何もなければ、彼らは、内部情報を持っているはずだ。」

−それが問題であると?
「ここにマーケットを理解していない男(=バーナンキ)がいる。そして、彼は、経済学も、基礎的な経済学すらも理解していない。彼の知性的な職業は、お札を刷るという狭い視野の学習で過ごした。それが彼の知っていることの全部だ。」
「彼は、博士号を持っている。そしてそれは、経済学のものだ。しかし、その経済学は、200種類の異なる狭い分野の内の一つだ。そして、彼の博士号の名は、“お札印刷”である。そして、彼はその分野でよくやっている。」
「大銀行が失敗しそうな時には、いつもこのような心配があった。“オーマイガッ!我々(銀行)は破綻しそうだ。もしも我々が破綻したら、金融システム全体が破綻するぞ!”」
「これは、何も新しいことではない。金融システムは以前に破綻してきた。それも何度も。」

−歴史は、破綻した銀行で散乱している。
「それが起こったのは、これが初めてではない。しかし、バーナンキの仕事は、お札を印刷して、不景気を学習することなので、“オーケー!さらにお札を刷らなければならない。破綻する日を救わなければならない。”と彼は言っている。

−今や、我々は、危険な前例を得たと。
「まさにそのとおりだ。次の(破綻する銀行の)男がバーナンキに電話する時、バーナンキはそいつも救おうとするだろう。」

−あなたは、以前のFRB議長であるポール・ボルカー氏が今回の救済劇についてどう思っていると思いますか?
「ボルカー氏は、確実に中央銀行の範囲を越えていると言っている。彼は、中央銀行が何たるかについて理解しているので。」

−それは、かなり明白(な言い方)ですね。
「ボルカー氏は、とても明白だ。彼が考えていることは、私にとってもまさに明白だ。ボルカー氏は、最後のまともなアメリカ中央銀行家だ。我々の歴史では、ボルカー氏(70年代のFRB元議長)とウィリアム・マッケンジー・マーチン氏(80年代のFRB元議長)の二人は、彼らは、2人で一組(の英雄)だ。」
「マッケンジー・マーチン氏は、中央銀行家で良い仕事をしたと言われる男だ。彼は、パーティー(金融の大騒ぎ)が始まるとき、パンチボールを引き離した。今や、FEDにとっては、パーティー(金融の大騒ぎ)は、月光に注がれながら、コントロールが効かなく始まっている。マッケンジー・マーチン氏だったら、人々がくすくす笑っている間に、ボウルを引き離すだろう。今や、パーティーはコントロールが効かない。」

−シンガポールで我々が話していたように、これは、FEDの終わりになりそうですね。これは、三度目の失敗になるのでしょうか?
「そう。我々(アメリカ人)は、過去に、ニ度、中央銀行を失っている。これも、消えるべきものの一つになるだろう。」

−あなたは、あなたの職業を通して、そうしようとすれば、歴史上の特異点や変曲点を見つける名高い能力があります。それはいつかを指摘して下さい。あなたが単純に指摘したら、そこに資金を投資する人々がいます。
「私に関する限り、それが、投資するための方法だ。」

−歴史は示している。ストリートに血が流れる時、高いリターンが投資する者たちへ行くということを。
「そうだ。」

(つづく)

(出典)moneymorning.com
・Exclusive Interview: Jim Rogers Predicts Bigger Financial Shocks Loom, Fueling a Malaise That May Last for Years
・Exclusive Interview: Jim Rogers Continues to View China as the World’s Best Long-Term Profit Play
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ジム・ロジャーズの言葉スペシャル ロングインタビュー・パートT&U(1/4)

ジム・ロジャーズの言葉スペシャルです。ジム・ロジャーズ氏が、最近、Money Morningに対して応じたロングインタビュー・パートT&Uを全文翻訳しています。記事は非常に長いので、4回に分けて掲載することにします。日本語で報道されていない内容を多く含み、大変、重要なことを話しています。まずは、(1/4)です。

Money Morningによる特別ロングインタビュー:
パートT『ジム・ロジャーズは予言する。“さらなる大きな金融ショックが現れ、燃え立つ不安は何年も続くだろう。”』
パートU『ジム・ロジャーズは、中国を“世界で最も長期間の利益を出す役割”として見続けている。』
(1/4)

−(Q)今年、早くに我々が話していた通りの金融版“列車衝突事故”が起きているように見えるのですが・・・。
「そう!まさに金融版の“列車衝突事故”があった。1両以上の2両か3両の。バーナンキと彼の手下たちが、その救済をすることになった。そして、それは、物事をしばらくの間だけは上向きに見せるだろう。そしてそれから、上昇はどのくらい長く続くのかはわからない。そして、その競技(マーケット)から再び去るだろう。上昇は、6日間続くのか、6週間続くのか、私にはわからない。多少なりともわかったらいいのになあと思うが、私には決してわからない。」

−バーナンキ議長が、物事を正しくするためにしなければならないことは何ですか?
「(彼が)辞職することだ。」

−金融の問題を失敗させるよりも他に正しくさせるのに、彼だったらできるはず・・と、あなたが思えることは何ですか?
「うーん。この段階で、彼が出来るようには思えない。彼は、政策金利を上げることはできる。彼はそうすべきなのだが。とにかく、誰かがそうすべきだ。マーケットは、いつかは、彼が利上げをするかどうかにかかって来るだろう。」
「問題なのは、彼が、今、中央銀行のバランスシートにすべてのゴミを抱えているということだ。彼は、FED(連銀)に負っている4000億ドルもの不確かな資産(負債)があるということだ。つまり、彼だったら、それを反転しようとすることができるのに。彼だったら、金利を引き上げることができるのに。そう、それが彼のできるはずのことだ。それは助けになるだろう。それは、金融システムにショックを引き起こすだろう。しかし、もしも我々が今、そのショックを得なければ、そのショックはあとでさらに悪くなるだろう。どのショックも最後のショックよりもかなり悪くなっている。ベアースターンズしかり。そしてそれから、ファニーメイだ。そして、今や、フレディマックだ。」
「次のショックは、依然として、さらにより大きなものになるだろう。ショックは、より大きなままで保たれているだろう。なぜなら、我々がそれを上へ支え続けているから。これは、少なくともロングタームキャピタルマネジント(LTCM)の破綻以来のものになって来ている。彼らは、何もかもを救済してきた。前議長のグリーンスパンは、金利を引き下げて、そして、“ドットコムバブル”ショックの後に、さらに金利を引き下げた。バーナンキの立場だったら、このような無価値な政策を反転しようとすることができるのに、と私は思っている。」
「しかし、彼は、まさにそれをしないようにしている。彼だったら、金利をたくさん引き上げることができるのに。これでは、問題は何も解決しないだろう。なぜなら、根本問題は、アメリカでは恐ろしい税のシステムがある。右を向いても、左を向いても、真ん中を見ても、訴訟の山だ。アメリカでは、恐ろしい教育の問題がある。アメリカでは、解決するのに時間のかかる多くの多くの多くの問題が山積みになっている。もしも彼が少なくとも物事を反転していれば、これらの政策を回れ右させていれば、我々は、マーケットで鋭い下落を得るだろう。しかし、少なくとも(経済の)過剰な部分は掃除できるだろう。そして、金融システムは向きを変えることが出来て、より良い方向へ向かい始める。」
「しかし、これは学術理論的だ。彼は、政策の反転をしないだろう。彼にとっての最良のことは、FED(連銀)を廃止して、辞職することだ。それが最良の解決法になるだろう。彼がそれをするだろうか?もちろん、しないだろう。彼は、依然として、自分のすることがわかっていると思い込んでいる。」

−今年早くに、シンガポールで私たちが話したときに、あなたは、“平均的なアメリカ人は何かが間違っていることを依然としてわかっていない。”と言っていました。それは、いまだにそうですか?
「そうだ。」

−あなたは、平均的なアメリカ人に対して、意味のある言葉で何と言うつもりですか?
「200年間、アメリカの選挙で選ばれた政治家たちや悪党たちは、5兆ドルもの借金を作ってきた。最近、数週間では、選挙で選ばれていない官僚たち(=バーナンキやポールソンのこと)までが、5兆ドルの新たな借金を国家の負債へ加えた。」
「突然、我々には、5兆ドルもの別の借金がのしかかった。こういうことを大衆に説明しようとしてきた。国家の負債で何が起こっているのかに関しても。アメリカの状況は世界の中でもかなり悪化しているという事実に関しても。」
「なぜアメリカが沈没しないのかが、私にはわからない。アメリカの大衆の心の中には別のことがある。もしくは、そんなことに悩まされたくないかだ。あまりに複雑すぎて、何とまあ!というところだ。」
「大英帝国(イギリス)が沈んだ時、ベルを鳴らして、“みんな!オレたちはここイギリスであまりに多くの間違いを犯してしまったんだ!”と言った多くの人たちがいた。そして、それは、あまりに遅すぎたので、誰も聞かなかった。そんなことを私は確信している。」
「スペインが沈んだ時、ローマが沈んだ時、物事が間違っていることに気づいた人たちがいたことを私は確信している。」

(つづく)

(出典)moneymorning.com
・Exclusive Interview: Jim Rogers Predicts Bigger Financial Shocks Loom, Fueling a Malaise That May Last for Years
・Exclusive Interview: Jim Rogers Continues to View China as the World’s Best Long-Term Profit Play
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