ジム・ロジャーズの言葉スペシャル ロングインタビュー・パートT&U(4/4)

ジム・ロジャーズの言葉スペシャルのつづきです。今回は、(4/4)です。

Money Morningによる特別ロングインタビュー:
パートT『ジム・ロジャーズは予言する。“さらなる大きな金融ショックが現れ、燃え立つ不安は何年も続くだろう。”』
パートU『ジム・ロジャーズは、中国を“世界で最も長期間の利益を出す役割”として見続けている。』
(4/4)

−(Q)中国人は、オリンピックを新しい愛国主義を打ち出し、そして、前進するために使用するだろうという話が数多くされています。何人かの人たちが考えているように、オリンピック・ゲームは関連していますか?
「彼らは、もうすでにものすごい愛国主義を持っている。しかし、チベットに対する国際社会の反応と、トーチを持つ者がそれに再び目覚めさせられた。」
「政治家たちは、もちろん、愛国主義というものを必要としている。なぜなら、彼らは、インフレーションや、経済の過熱、大気汚染、多くの残りの問題など、特有の諸問題を持っているからだ。歴史を通して見ても、政治家たちのような人間は、愛国主義を好む。彼らは、それを煽り立てる。“それは、我々の問題ではない。”“それは、邪悪な農場主のせいだ。”“それは、フランスのせいだ。”“あそこの店を見ろ。”“それは、彼らの失敗だ。”“それは、アメリカ人のせいだ。”と」
「そうして、とにかく、愛国主義というものは、起こっている。」
「オリンピックに関する限り、(経済に)無関係だ。」
「アメリカでは、1996年にオリンピックを行った。そして、アメリカ経済には、オリンピックの前後で経済効果はなかった。ジョージア州アトランタの幾人かの人々は、その前後で影響された。オリンピックに巻き込まれた人々は、その前後で影響された。」
「当時のアメリカには、2億7千万人の人々がいた。中国では、その5倍の多くの人々がいる。地理的にもさらにずっと大きい。」
「オーストラリアのシドニーでは、2000年にオリンピックを行った。実質的には、シドニーやオーストラリア経済には、経済効果はなかった。たとえオーストラリアには、1千8百万人の人々がいたとしても。」
「ギリシアでは、2004年にオリンピックを行った。あなたは、2005年のギリシアにおける大きな(経済の)崩壊も、(経済の)回復もなんら聞いていない。事実は、オリンピンクは、何も影響していないか、とにかく顕著な経済効果はなかったということだ。極小点だけの効果はあった。そういうわけで、私は、中国経済と中国株式市場に関する限り、オリンピックの影響を無視している。」

−あなたは、依然として、中国に対して強気ですか?
「ああ、そうだ。私は、中国株を、どれ一つとして決して売らない。実際は、私は、さらに中国株を買い増しした。私は、中華航空を先週買った。私は、ここに来るのに、それで飛んで来た。私は、その投資において間違いを犯しているかもしれない。なぜなら、私が思っていたよりも、その航空機はより空席があったからだ。」

−その理由は、どんな考えが浮かんだからですか?
「1つは、中国は、ビザを取ることを極端に難しくさせている。そして、過去には、航空機の空席を取ることは難しかった。中華航空はとても満員だったからだ。今回の飛行では、空席はあった。」
「中国政府が、現在、極端にビザを削減していることは、私を家に戻らせた。旅行することを思いとどまらせたり、大気をきれいにしようとしたり、誰かが紫禁城(Forbidden City)へ侵入させないようにしたり、と理由はいろいろある。航空機が現在空席であるという事実は、私が思っていたよりもさらに小さくなるかもしれない。」
「(この状況は、)私は、おそらく航空株の底をつかんだのかもしれない。なぜなら、もしも中国政府が、オリンピックが終わった後、9月の後にビザを再発行すれば、その時、航空機は、再び、かなり早く満員になるだろう。私だったら、航空株を底で拾い上げただろう。」

−そうですね。
「とにかく、私は、依然として、中国の回りに居る。私は、中国の会社の株を、どれ一つとして決して売っていない。2008年に中国株を売ることは、1908年にアメリカ株を売るようなものだ。もちろん、別の調整局面では、40%もそれ以上も下落することはあるだろう。それは、何と言うことか!(例えて言えば、)あなたは、100年間を追体験している。あなたは、1928年の美しさや、大恐慌のどん底の1938年を追体験している。そして、1908年に株を買った者が居る。彼は、1908年には売らなかった方が、(あとで)ずっと良かったのだ。」

(完)

(出典)moneymorning.com
・Exclusive Interview: Jim Rogers Predicts Bigger Financial Shocks Loom, Fueling a Malaise That May Last for Years
・Exclusive Interview: Jim Rogers Continues to View China as the World’s Best Long-Term Profit Play
posted by ジム・ロジャーズ | ジム・ロジャーズの言葉

ジム・ロジャーズの言葉スペシャル ロングインタビュー・パートT&U(3/4)

ジム・ロジャーズの言葉スペシャルのつづきです。今回は、(3/4)です。

Money Morningによる特別ロングインタビュー:
パートT『ジム・ロジャーズは予言する。“さらなる大きな金融ショックが現れ、燃え立つ不安は何年も続くだろう。”』
パートU『ジム・ロジャーズは、中国を“世界で最も長期間の利益を出す役割”として見続けている。』
(3/4)

−この金融危機において、アメリカ経済が変曲点にたどり着いたというシグナルになりそうなことで、間に合って指摘できることやあなたの探してきた何かがありますか?
「う〜ん。そうだな。(アメリカ経済は、)弱くなって長い道のりだ。実際、我々の生きている時間には、変曲点はないかもしれない。もちろん、私は、ショート(売り持ちしているもの)をカバー(買い戻し)した。金融セクターのショートをカバーした。ショート銘柄の全部ではないが、しかし、それらの大部分をカバーした。先週(2008年8月)のことだ。」
「もしもあなたが短期の一時的な変曲点について話しているなら、我々は、その底(変曲点)を打ったかもしれない。」
「もしもあなたが没落した前の国々について振り返っているなら、あなたは、いつもほとんど為替管理を見ている。その国が失敗する前に、すべての種類の管理を見ている。アメリカでは、まだそんなことをやっている。例えば、中国人に石油会社を買わせない。ドバイの会社に港の管理権を買わせない。などなどだ。」
「しかし、私は、完全に自立可能な、為替管理の外にあることを話している。それは、確実に(底の)サインとなるだろう。しかし、たいていの為替管理は、物語の終わりではない。歴史的に見て、没落する国の人々は、没落の間、どこか(中途半端なところ)に居る。政治家が為替管理をし始める。そうすると、彼らが、没落の底を打つ前に、物事がさらに悪くなっている。」
「第二次世界大戦前、日本円(JPY)は、1ドル(USD)=2円であった。日本が敗戦した後、1ドル(USD)=500円になった。これが、崩壊だ。また、これが、底だ。」
「これらは、アメリカに関する予言ではない。しかし、アメリカにおける物事は、かなりかなりかなりかなり悪くなるはずだと私は言うだろう。」(ロジャーズ氏は、prettyを4回も繰り返している。)
「それは、大英帝国(イギリス)に似ていた。1918年、大英帝国(イギリス)は、世界中で最も富んでおり、最強の国であった。第一次世界大戦にも勝っていた。1939年まで、為替管理を行った。これがまさに第一世代である。それも、厳密な為替管理だ。人々が借金を返すのに、英ポンド(GBP)以外の通貨を使用したら、それを反逆者とした。」

−反逆者ですか?おー、それは知らなかったです。
「そう。反逆者だ。人々は、お金として欲していた何かを用いていたものだった。例えば、金(ゴールド)や他の貴金属。銀行は、彼ら特有の通貨を発行するだろう。あなたでさえ、他の国の人々の通貨を使用することができる。」
「1930年代のイギリスでは、物事は、さらに悪くなっていた。英ポンド(GBP)以外の通貨を使用した者は、反逆者とした。そして、1939年まで、イギリス政府は、完全な為替管理を行った。そして、その時、彼らは戦争を経験し、大災害を被った。為替管理は、戦争前の大災害だった。戦争は、それらの問題をまさに悪化させた。そして、1970年代までに、イギリスは破綻した。彼らは、長期の英政府債を売らなかった。憶えておいて欲しい。これが、二世代、三世代前に、世界で最も富み、最強だった国である。」
「今や、イギリスを助ける唯一のことは、北海油田であった。たとえマーガレット・サッチャー英国首相(当時)が信用することを好んだとしても、マーガレット・サッチャー氏は、良いPR(宣伝)をした。マーガレット・サッチャー氏が、1979年に彼女のオフィスへやって来た頃、北海油田は、石油があふれ始めた。そして、イギリスが、突然、莫大な収支の余力を持つに至った。」
「たとえマザー・テレサが、1979年に首相としてイギリスにやって来たとしても、ジョセフ・スターリンが来ても、誰にとっても、ジミー・カーター、ジョージ・ブッシュ、誰にとっても、石油が湧いた事は、依然としてものすごいことだった。」
「世界最大の油田を与えくれる。私は、良い時も示すだろう。それが起こったことだった。」

−もしもサッチャー氏が権力を握らなかったら、どうしてたでしょうか?
「彼女がやって来た時、イギリスは、そのような経済的困窮にあったので、誰がわかろうか。経済は大災害のような状態だったので、それが、彼女が権力を握った理由だ。彼女だったら、物事をさらに良くしたと確信している。しかし、その石油の量は不十分だった。そういう状況なので、衰退が続いている。」
「我々が(経済の)底を打つというのは、我々が生きている間にはないかもしれない。イギリスの歴史が物語っているように。」

−それは、個人投資家が考えることを怖がらせることになりませんか?
「そうだね。しかし、アメリカは、経済の悪化が時間がかかるほど、壮大で巨大な支配者の位置にいたということを思い出して欲しい。10年間や20年間では、アメリカは変わらない。その状況を変えるのに、多くの無能な人々(政治家)の多くのハードワークがある。私がまさに説明したイギリスの状況のように。没落は、40年も50年にもなっている。しかし、アメリカは多くの紙幣を持っているので、長期間、下方へ螺旋を描いて落ち続けるだろう。」
「ジンバブエ(共和国)でさえ、本当にその崩壊に至るまで、10年か15年かかっている。しかし、ロバート・ムガベが、1980年に権力を握ると、1995年の最近まで、ジンバブエにとって、物事は依然として良く見えた。しかし、それが大災害なのだ。」
「富の蓄積というものは、シンガポールの利点の一つだ。シンガポールは、驚くほどの富の蓄積がある。そして、人口は、400万人程度である。2008年に、たとえ富を浪費し始めたとしても、永久にそうするようにできるだろう。」

−この調整が“終わった”という特有のシグナルはありますか?
「もちろん。我々の内閣が、完全に、スイス銀行に口座開設したら、もしそれが起こったら、調整局面の終わりが近いということがわかるだろう。なぜなら、アメリカ政府が為替管理をした後で、彼らは、それが違法であったとしても、そうするだろうから。」

−彼らは、彼らの自分のお金を(安全な場所へ)移動するだろうと?
「そうだ。あなたは、イスラエル人やアルゼンチン人のような人々や為替管理を受けた人々を見ているので、政治家たちは、たいてい、そういうことを計算している。自分たちが助かる側へ彼ら自身を面倒みるために。」

−南アフリカや他の国々で、それを見ました。例えば、人々が、彼らの資金を外部へ移そうとしていました。
「みんなそれを計算している。ついに、政治家たちを含むことになるだけだ。彼らは言うだろう。“他の人たちは、こういうことはできない。私にとって好都合だ。”と。こういう日は、必ずやって来るだろう。すべての議員たちが外国の銀行に口座を開設した時、我々は、確実に“底”に居るだろう。しかし、まだ、そうなるには、後に続く長い道のりだ。」

(つづく)

(出典)moneymorning.com
・Exclusive Interview: Jim Rogers Predicts Bigger Financial Shocks Loom, Fueling a Malaise That May Last for Years
・Exclusive Interview: Jim Rogers Continues to View China as the World’s Best Long-Term Profit Play
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