ジム・ロジャーズの言葉 2008年10月前半パート2 最新の言説

2008年10月前半パート2です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。オリジナルで翻訳しています。順次、追加していきます。

Canada Will Feel U.S. Problems, But Won't Suffer as Much, U.S. Investment Guru Says
ジム・ロジャーズ『カナダは、アメリカほど多くは悩まされないだろう。』

(カナダ・トロントの投資家会合のインタビューで)

−カナダと世界経済に関して
「カナダ経済は、アメリカ合衆国の弱い経済の副作用をやや受けるだろう。しかし、アメリカの金融システムほど大きくは悩まされないだろう。」
「カナダは、現在、世界の多くの場所よりもさらに良い位置に置かれている。」
「カナダは、アメリカほど多くは悩まされないだろう。なぜなら、最近、稀に見るカナダ連邦政府は、カナダの予算や貿易関連事項について、アメリカのホワイトハウスなんかよりもよく運営してきており、また、カナダは、強力な商品(コモディティ)の供給を保っているからだ。」
「カナダとカナダドルと天然資源の未来は有望である。」
「私なら、投資銀行株をショート(売り持ち)するよりもむしろ亜鉛をロング(買い持ち)するだろう。現在、商品価格は調整局面にあるが、アメリカ経済の回復とともに世界の商品需要が回復すれば、いつかは商品不足になるだろう。」
「金融システムは、金融システム特有の問題を真の自由市場という方法で処理しなければならない。たとえそれが深刻な痛みであったとしても、あなたは、その痛みに打ち勝つだろう。そして、前進するだろう。」
「アメリカ政府は、間違った人々を救済し、物事をさらに悪くしている。私は、彼らが、“彼らの銀行お友達”を救済しようとする巨額の救済プランを強く非難する。」
「これから2年間以内に、アメリカの金融システムで他の問題が出現して来る時に、アメリカ政府は、弾(打つ手、政策)を持たないだろう。」
「アメリカはリセッション(景気後退)の中にあり、世界もリセッションの中にある。」
「私は、現在のアメリカの金融危機を招いたアラン・グリーンスパン(前FRB議長)を強く非難する。そして、グリーンスパンの後継者ベン・バーナンキ(FRB議長)は、マーケットについて何も知らない。彼は、お札を刷ること以外何も知らない。」
「アメリカ大統領候補のバラク・オバマとジョン・マケインは、二人ともダメだ。このアメリカの大統領候補は、二人とも(危機打開の)手がかりを持っていない。その二人のうち一人が大統領になれば、悲惨なことになるだろう。」

−現在、保有している銘柄や有望な銘柄に関して
「私は、現在、航空株、スイスフラン(CHF)、日本円(JPY)、農業関連株を長期投資としてロングしている。また、アメリカ長期国債をショートしている。」
「来たるべき数年間では、水処理セクター、農産物セクター、中国の観光セクターが投資に最良の場所だろう。中国とインドには莫大な水資源問題があるし、食糧在庫率は過去最低だからだ。」
「航空株は、次の強気相場が訪れれば、輝けるものとなるだろう。」
「私は、カナダドル(CAD)を保有している。カナダドルは、正真正銘の基礎的な通貨のうちの一つである。カナダの国家会計の背景が改善され、商品ブームが訪れて以降、私は数年前からカナダドルを買い始めている。私は、この線に沿ってさらに買い増して行くだろう。」

−現在、調査中の銘柄に関して
「自動車セクターの株をモニタリングしている。自動車セクター株は、次の数年間に最も落ち込む場所となるかもしれない。」

−現在のような相場状況の時にするべきことは
「今、このようなひどい相場状況の間、あなたがすべき最良のことは、“必要がなければ、何もしないこと”だ。ビーチにでも行って居た方が良い。」

参考情報1⇒「金融危機を招いたFRBとグリーンスパンの重大な過失」
(出典)economicnews.ca、financialpost.com
・Canada Will Feel U.S. Problems, But Won't Suffer as Much, U.S. Investment Guru Says
・Contrarian becomes pessimist

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
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ジム・ロジャーズの言葉 2008年10月前半パート1 最新の言説

2008年8月前半パート1です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。ごく最近の米下院における金融安定化法案(ウォール街救済策)の否決に関して、ジム・ロジャーズ氏の発言が、アジアンバリューの記事と、マネージャパンのメルマガ「マネーエクスプレス」の号外にて伝えられています。また、マネージャパン編集部によると、今週の「マネーエクスプレス」では、東京・日比谷で先月9月27日に行なわれたイニシア・スター証券・ジム・ロジャーズ緊急来日講演セミナーのレポートをお届けする予定であるとのことです。登録は無料ですので、まだ登録していない方は、ぜひ登録しましょう。メールマガジン「マネーエクスプレス」の登録は、Money Japan Webからどうぞ。

アジアンバリュー:ジム・ロジャーズ氏が米金融危機について発言
(質問者はアジアンバリューバンコク支局・竹内浩一

米下院は29日、政府が金融機関から不良資産を買い取ることを柱とする7000億ドル(約74兆円)の緊急経済安定化法案を否決した。これを受け同日のダウ工業株30種平均は1日としては過去最大の下げ幅を記録。現在、上院における修正法案の可決が模索されているが、米国を震源地(グラウンドゼロ)とする金融危機は今後どうなるのか。冒険投資家として著名なジム・ロジャーズ氏は1日、アジアンバリューの取材に以下の通り答えた。

−下院の安定化法案否決をどう思うか?
「正しい選択だ。これにより米経済は、短期的に企業破綻などの悪影響を受ける。だが、長期的には健全化が早まるだろう。ウォール街の連中を救うために納税者のお金を使うべきではない。」

−米国が金融機関救済のために大量の資金供出をした場合はどうなるのか?
「危機が長引く。また米政府は、間違いなく追加の資金供出を迫られるだろう。米国はバブル崩壊後の日本政府の失敗を繰り返してはならない。日本政府は倒産すべき企業を守ったため「失われた10年(lost decade)」を招き、18年後の現在も影響を引きずっている。米政府は70年代、市場に介入して長期のスタグフレーションを招いたことも思い出すべきだ。市場経済に介入しなければ、危機は短期間で最悪の事態を迎えた後、数年で健全化するだろう。」

また、CNBCでは、次のように伝えています。オリジナルで翻訳しています。

CNBC:Bailout Would Only Prolong Crisis: Jim Rogers
ジム・ロジャーズ『ウォール街救済策は、金融危機を長引かせるだけである。』

−アメリカ当局の金融政策とアメリカ経済に関して
「ウォール街救済策は、金融危機を長引かせるだけである。」
「歴史は示している。これらの救済策は決してうまくいかないということを。うまくいかせる方法は、マーケットにそれ自身を掃除させることである。」
「ベン・バーナンキ(FRB議長)とヘンリー・ポールソン(財務長官)は、前任者のアラン・グリーンスパン(元FRB議長)のように、マーケットに干渉してきた。そして、マーケットが自然に行動することを妨げてきた。」
「資本主義というものは、本来、マーケットがきちんと動作する場所のはずである。しかし、こいつらは、最近8年から10年間、マーケットがそれ自身を掃除するように働かせることを拒否してきた。」
「バーナンキとポールソンは、過去2年間、アメリカの大衆にアメリカ経済はまったく健全であるということを言いながら、大いなる過ちを犯してきた。」
「ロシアと韓国は、両国ともに、1990年代の終わりまで経済危機に見舞われた。そして、その後で急速な成長を謳歌した。」
「まず物事を崩壊させる。そして、きれいにする。そうすれば、後で成長する。」

−中国株に関して
「最近、数週間にわたり、中国株を買い増ししている。なぜなら、中国当局が金融政策を緩め始めたからだ。」

−商品に関して
「商品は、株式よりも高いリターンを提供するだろう。」

(出典)asian-value.com、cnbc.com
・[世界経済]緊急取材:米金融危機「私はこう見る」ジム・ロジャーズ氏
・Bailout Would Only Prolong Crisis: Jim Rogers

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
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