ジム・ロジャーズの言葉 2008年12月前半パート2 最新の言説

2008年12月前半パート2です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。英文は、オリジナル翻訳しています。

−アメリカ経済に関して
「アメリカ最大の銀行の大部分は、ほとんど破綻している。」
「米国政府の努力は、米金融セクターを誤った方向へ方向付けしている。」
「名前を挙げなくても、重要なアメリカの銀行、大銀行の多くは、破綻している。ほとんど破綻している。」
「経済的にとんでもないこと、モラル的にとんでもないことが、金融危機のこのような時期に普通になっている。有能な人々や、危機がやって来るのを見ていた人々、準備を怠らなかった人々は、無能な人々から資産を引き継いでいる。」
「今、このような時期に起こっていることは、米国政府は、有能な人々から資産を取り去り、無能な人々へそれらを与え、“さあ、あなた方は、有能な人々と競争できる!”と言っている。これは、恐ろしい経済学だ。」
「アメリカのリセッション(景気後退)がどのくらい長く続くかはわからないが、現在の状況は、究極的には、日本の1990年代の状況を鏡映ししているだろう。物事が現在のように行けば、我々もまた、(日本の)“失われた10年”を経験するだろう。そして、それは、まさにアメリカの1970年代のようだ。」
「米国政府は、失敗を重ねている。彼らは、すべての銀行に言っている。“あなた方は、財務状況を政府に言う必要がない。うそのバランスシートを使い続けていても良い。”・・・などなど、すべて、こいつらは破産している。しかし、彼らは、依然として、自分たちのボーナスについて心配している。自分たちへの配当金について支払おうとしている。そうして、完全に金融システムは、弱くなっている。」
「我々は、毎週、ワシントンからやって来る信じられない間違いを経験している。それは、まさに日本が1990年代に犯したような、まさにアメリカが1930年代に犯したようなことを。これは、巨大な大災害に変わって行くだろう。」
「米国政府の膨れ上がる債務と、米当局がすすんで銀行を破綻させようとしないことに危惧している。私は、アメリカ合衆国と何が起こっているかについて最も心配している。私はアメリカ人であることは誇らしいが、この国の先行きには膨大な債務が待っている。」

−アメリカ株式・見通しに関して
「大部分のショートしていた米金融株式は、ショートカバーした。」
「アメリカの株式市場は、セリングクライマックスを迎えたように感じたからだ。」
「たとえアメリカ株がまもなく上昇したとしても、20年以上保有していたアメリカ株からは脱出する計画である。」
「アメリカの株式市場は、おそらく、来年の1月か3月か、しばらくの間、上昇するだろう。そして、その時、来年か2010年にかけて、我々は、さらなる問題を経験するだろう。」

−通貨・米ドル(USD)に関して
「アメリカ株と同時に、米ドル(USD)が一時的に上昇する時点を見計らって、すべての米ドル資産から脱却するつもりである。米ドル(USD)は、ひどく欠陥のある通貨である。そして、必ず失敗する運命にある通貨である。」

−商品市況・全般に関して
「信用危機は、原油を含む商品の強気相場を終わらせてはいない。ただ、ひどい後退を強いているだけである。」

−商品市況・原油に関して
「先週(12月第一週)、原油相場が崩壊した。先週、原油価格が最近4年間の安値になった時、原油を買った。」
「歴史上のどの期間を通して見ても、そのようなセリングクライマックスを経験する時はいつでも、投資対象を“買う”(=ロングする)ことによって、たいてい利益を出すことができる。それは、最後の底かもしれないし、まだある内の底の一つかもしれない。そうして、私は、原油を再び買い始めている。」
「現在の世界の原油の確認埋蔵量は、今日の消費割合で使い果たして行けば、16年しか持たない。これは、原油価格が再び上昇トレンドになるだろうことを意味している。」
「我々は、これから、いくつかの時点で、1バレル=200ドルの原油を見るだろう。それは、2013年になるかもしれない。悲しい事実だ。しかし、世界は、確認埋蔵量を使い果たしている。」

−有望な投資先は?
「中国と台湾の成長分野へ投資している。例えば、水処理、観光業、農産物のような分野である。」
「最近、エネルギーと農産物のインデックス(商品指数)を買った。」
「アジアは、貯蓄率が高く、債権国が多いため、資金の集まるところである。歴史的に見ても、世界は、資金の集まるところに移行してきた。」

(出典)reuters.com
・Jim Rogers calls most big U.S. banks "bankrupt"
・Energy shares rank among top picks in '09
・Rogers buys oil last week as price drops

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
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ジム・ロジャーズの言葉 2008年12月前半パート1 最新の言説

2008年12月前半パート1です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。英文は、オリジナル翻訳しています。

−アメリカ経済・金融危機の対応に関して
「米中央銀行とバラク・オバマ氏は、世界金融危機に対して注意深く対応するべきだ。」
「今回の対応策はあまりにもひどい。彼ら(米国政府)のやっていることは、私にはまったく考えられないことである。彼らの幾人かは、本当に歴史書を読んだことがあるのだろうか、はなはだ疑わしい。」

−アメリカ・債券に関して
「なぜ誰かが金利3〜4パーセントの米長期国債(T-Bond)へ資金を投資しているのかは、理解できない。」
「みんなは、狂ったように債券に投資している。それは、明らかにバブルだ。」

−商品市況・全般に関して
「商品相場のファンダメンタルズ(需給要因)は、“損なわれていない”。新規供給の欠乏が商品不足を引き起こせば、反発するだろう。」
「商品相場は、下降局面から抜け出せるのか、それがいつになるのかの試金石となるだろう。」
「ファンダメンタルズが損なわれていない唯一の市場は、商品相場だけだ。農民は、現在、肥料を購入するための融資(ローン)を得ることができない。だれも亜鉛鉱山を開発するにも融資が得ることができない。そうして、我々は、そう遠くない時期に、極めて深刻な供給の問題に遭うだろう。」

−商品市況・金に関して
「私は、いくらかの金を保有している。もしも金相場が下落すれば、私は、さらに金を買い増すだろう。もしも金相場が上昇したとしても、私は、さらに金を買い増すだろう。」
「あとに続く長い強気相場の間中、金は、さらにずっと高値をつけるだろう。」
「投資家は、純粋にパニックの中に居る。彼らは、世界が終わりになると思っている。人々がそのようなメンタルに入っている時、彼らが行く最初の場所の一つが、金相場だ。」

−商品市況・プラチナに関して
「インデックス投資(RICI商品指数への投資)を通じて、以前からプラチナを保有していたが、私は、今回、プラチナは買っていない。」

−商品市況・原油・農産物・金属に関して
「原油と農産物商品は、最も不足する可能性が高いだろう。」
「亜鉛と綿花は、この先の観測は“改善した。”」

参考情報⇒干上がる融資、穀物高騰 金融危機、農業生産に打撃
(出典)bloomberg.com
・Commodity Fundamentals Are ‘Unimpaired,’ Rogers Says (Update1)
・ロジャーズ氏:商品相場反発へ−需給要因毀損せず、供給不足に
・Treasury Yields Climb From Record Lows as U.S. Stocks Rebound
・Gold bull market to go for years: Jim Rogers

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
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