ジム・ロジャーズの言葉 2009年4月前半パート1 最新の言説

2009年4月前半パート1です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。英文は、オリジナル翻訳しています。

(北京におけるインタビューで)

−株式・世界の株式市場に関して
「我々は、まだ世界の株式市場の大底(rock-bottom)には到達していない。」
「まだ世界の株式市場の大底(rock-bottom)には到達していないかもしれない。しかし、実際、株式市場の底は、より深い所には来ていそうである。我々が、本当の大底を見るまでは、しばらくかかるだろう。」
「もしも株式市場の上昇が現実的となったら、その時、私だったら、株式の代わりに、原材料(国際商品)を保有することを好むだろう。」

−中国経済に関して
「中国は、20−30年後に米国を抜き、世界最大の経済大国となるだろう。」
(ロジャーズ氏は、中国に関する自著『A Bull in China』の中で、ポテンシャルを秘めた中国企業株を紹介し、中海石油化学、中国食品、中国海洋石油(CNOOC)、中国石油化工(シノペックコーポ)、王朝ワイン、神華能源、超大現代農業、安徽高速道路、嘉里建設、中国石油天然気(ペトロチャイナ)、大唐国際発電、雨潤食品、匯源果汁の13社を具体名として挙げている。)

−中国政府の金融政策に関して
「中国政府は、米国の通貨(米ドル)や米国債を購入すべきではなく、“実物資産”(国際商品)に注目する必要がある。」
「仮に私が中国政府だったならば、米ドル(USD)や米国債を購入しない。米国民でさえ米国債を買うべきではない。石油やニッケルなど実物資産を購入すべきだ。」

−中国株に関して
「中国本土株式市場について、今週(3月第2週))は、十分な上昇傾向がみられたが、株価はまだ合理的な水準ではない。当面は買い入れを見送る。」
「魅力がなくなった。昨年11月以降、中国株を購入していない。(ただし、保有している中国株を売ってはいない。)」

−保有している銘柄に関して
「私は、中国株に投資してきたが、まだそれらの中国株を売ってはいない。」

−推奨できる投資先に関して
「各国の通貨増発の動きが物価上昇圧力となり、インフレ時代が再び到来すると予想するので、金、プラチナ、農産物などの商品(コモディティー)を推奨する。」


前回の記事で取り上げたジム・ロジャーズ氏が役員をしているカナダのFarmland FundsとブラジルのFarmland Fundsは次の2つです。(すべて英語)

カナダ⇒Agcapita Farmland Investment Partnership

ブラジル⇒Agrifirma Brazil Limited

(出典)bloomberg、balticbusinessnews、yahoo
・中国政府はドルや米国債ではなく実物資産の購入を−ロジャーズ氏
・Jim Rogers: the market hasn’t hit rock bottom yet
・ロジャーズ氏、中国は20年後に米抜き最大の経済国に
・ロジャーズ氏:中国本土株、当面は買い入れ見送り

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
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ジム・ロジャーズの言葉 2009年3月後半パート1 最新の言説

2009年3月後半パート1です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。英文は、オリジナル翻訳しています。

(ブルームバーグテレビジョンのインタビューで)

−世界経済・インフレーションに関して
「世界中の政府が、経済を同時に支えようとして、大量の紙幣を刷っているので、人々は、インフレーションに対して備えるべきだ。我々は、深刻な、深刻な、そして、急激なインフレーションに遭遇するだろう。その時期がわかったら良いのになあ、と思う。(が実際にはわからない。)」

−アメリカ経済・破綻処理問題に関して
「米政府による経営破綻企業の救済は、健全な企業から資本を奪い取るもので、世界経済を世界恐慌に追いやるリスクを増やしている。米政府は、有能な人々から資産を取り上げて、無能な人々に与えている。それは、悪い経済学である。米政府は、1990年代に日本が犯した過ちを繰り返している。本来なら、破綻させるべき失敗した金融機関を救済することによって生じる“ゾンビー・バンク”(死に体の銀行)のリスクを増している。米政府の公的管理下にある、保険大手アメリカンインターナショナルグループ(AIG)については、破綻させるべきだ。AIGを経営破綻寸前に追い込んだ者たちに、なぜ多額の金(ボーナス)を支払うべきなのか、私には理解できない。」

−アメリカ経済・米国債に関して
「米連邦準備制度理事会(FRB)が借り入れコストの抑制を図るため、近く米国債の買い取りを開始し、それが(債権市場の)弱気相場の回避に役立つ公算が大きくなった。FRBが米景気回復に向けて、“あらゆる可能な手段を活用する”方針を表明した。この発言は、“FRBによる買い取りが近い”ことを示唆するものである。また、過去最高水準にある政府の借り入れがのちのち損失につながるだろう。各国政府が膨大な借り入れを行っている。歴史を振り返ると、そうした行動は、これまで債券市場で問題を引き起こしたし、今回もそうなるだろう。」

−アジア・中国経済に関して
「中国は、景気刺激策を支えに、米国など他の国よりも早く世界的なリセッション(景気後退)から回復するだろう。中国は、世界経済が回復する過程で、外貨準備を活用した様々なプロジェクトに投資し、経済効率や競争力を高めることができている。中国の財政出動の対象は適切だ。ほかの国よりかなりうまくやっている。また、通貨自由化に向けた措置を取っている様子が見られることも同国にとってプラスに働いている。私は、中国が米国より早くリセッション(景気後退)を克服すると見ている。」

−商品・全般に関して
「国際商品が、世界経済で、唯一、恩恵を受けている分野である。」

−商品・原油に関して
「原油の確認埋蔵量は、世界中で減少している。原油価格は、さらにさらにずっと高くなるだろう。原油価格が、3年以内か5年以内か、いつ最高値水準になるかはわからない。いつなるかだけはわからないが、しかし、そうなることだけはわかっている。」

−商品・農産物に関して
「さらに農産物の見通しには引き続き強気である。」

−現在、保有している銘柄に関して
「私は、円(JPY)を保有している。」
「私は、金を保有している。」
「私は、銀を保有している。現在の銀相場は、“割安である”と見ている。」

(出典)bloomberg
・U.S. Bailouts Add to Risk of Depression, Rogers Says (Update2)
・米政府の企業救済は恐慌招く恐れ、AIG破たん容認を−ロジャーズ氏
・AIG、ボーナス詳細情報開示迫られる可能性−NY司法長官が召喚状
・ジム・ロジャーズ氏:FRBは米国債購入開始の公算、弱気相場回避へ
・中国は米国より早く世界的リセッション克服へ−ジム・ロジャーズ氏

ジム・ロジャーズが語る 投資の戦略
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