ジム・ロジャーズの言葉 2010年1月 最新の言説

2010年1月です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。ニュースソースが英語のものは、すべてオリジナル翻訳しています。


バーナンキFRB議長は問題の一部、解決策ではない−ロジャーズ氏

1月25日(ブルームバーグ):著名投資家のジム・ロジャーズ氏は、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長について、米国が直面する経済の諸問題の解決にはならず、むしろ問題を構成する一部分との認識を明らかにした。

ロジャーズ氏は香港でブルームバーグテレビジョンに出演し、「この世界に中央銀行はない方がよい」と述べ、過剰流動性に関して「各国中銀が存在しなければ、この問題も生じなかっただろう」と話した。

ジム・ロジャーズ氏:世界株の調整は「既にあってしかるべき時期」

1月25日(ブルームバーグ):著名投資家ジム・ロジャーズ氏は、世界の株式相場は「調整のリスクにさらされている」との考えを示した。昨年3月の安値から大きく上昇していることや各国政府が景気刺激策を引き揚げることを理由に挙げた。

  先進国・地域の株価指標であるMSCI世界指数は昨年3月9日に付けた約13年ぶり安値から67%上昇している。今年1月14日に記録した1年4カ月ぶり高値からは4.9%下落。

  ロジャーズ氏は香港でのインタビューで、「調整が既にあってしかるべき時期だ」とし、「世界の株価は10カ月にわたって、上昇してきている」と指摘した。

  世界の景気回復を主導してきた中国では、中国人民銀行(中央銀行)が市中銀行の預金準備率を引き上げたほか、銀行の融資抑制に乗り出している。

  ロジャーズ氏は「どこもまだ十分な引き締めをしていないと思う。皆がもっと政策を引き締めるべきだろう」とし、「世界中で大量の紙幣が印刷されたので、通貨は不安定になるだろう。インフレ加速と金利上昇も招くだろう」と語った。


香港の高級住宅価格、今年は最大15%上昇も−チョンコンのチュー氏

1月20日(ブルームバーグ):香港の高級住宅価格は今年、最大15%上昇する可能性があるものの、香港や中国の不動産市場はバブルではない−。アジア2位の資産家、李嘉誠氏が率いる香港の不動産会社、チョンコン・ホールディングス(長江実業集団)のエグゼクティブディレクター、ジャスティン・チュー氏が20日、香港でそうした見方を示した。

チュー氏は、今年の高級住宅価格の上昇率は10−15%、大衆向け新築住宅価格は15−20%に達する公算があると指摘。今年の中国住宅販売収入は300億元(約4000億円)を超える可能性があると予想した。昨年9月時点では、2009年通期の収入を15億元と見込んでいた。

チュー氏は「バブルはほとんど見られない」と述べ、「政府が市場を失速させようとしていることについて、あまり懸念し過ぎるべきではない」と付け加えた。

これに対して、著名投資家のジム・ロジャーズ氏は19日、香港と上海の不動産価格はバブルに陥っており、「低下する必要がある」との見方を示した。中国の主要70都市の不動産価格は昨年12月、前年同月比7.8%上昇し、伸び率は1年半ぶり高水準となった。不動産コンサルタントのナイト・フランクによれば、昨年の香港不動産の価格上昇率は、世界の主要住宅市場で最高だった。

09年7−12月(下期)の不動産価格は香港で30%上昇、中国では20%上昇となった。チュー氏は投機的取引がかかわっている可能性があると結論している。


ジム・ロジャーズ氏:上海と香港の不動産はバブル、価格下落も

1月19日(ブルームバーグ):著名投資家ジム・ロジャーズ氏は、上海と香港の不動産価格は投機的な需要によって押し上げられたとし、下落する可能性があると指摘した。一方、中国経済の他の部分は「バブルになっているとは言い難い」との見解を示した。

  同氏は19日にブルームバーグ・ニュースのシンガポール支局でインタビューに応じ、中国政府による融資抑制の取り組みが投機とインフレ加速を抑えるだろうと語った。

  中国の70都市の不動産価格は昨年12月の上昇率が7.8%と1年半ぶりの高水準だった。不動産仲介の英ナイト・フランクによれば、香港の不動産価格は昨年、世界の主要住宅市場の中で最大の上昇を演じた。

  ロジャーズ氏は「上海と香港の不動産価格は確かに、下落する必要がある」とし、「世界にバブルが存在するとすれば、上海・香港の不動産と米国債だ。これらは明らかに、大いに過大評価されている」と述べた。

  中国当局は市中銀行の預金準備率を引き上げるとともに、1年物手形の金利を高めに誘導している。ロジャーズ氏は「中国はマネーを供給し過ぎ、価格が上昇し過ぎたことに気付き、ペースを鈍らせようとしている」として、「これらの措置は景気の過熱を抑えることを目的としたものだ。奏功することを祈ろう」と話した。

  同氏はまた、昨年の上昇にもかかわらず中国株を売ってはいないことを明らかにした。最後に中国株を購入したのは2008年10、11月だという。一方で、世界的な株式相場上昇は、「もっと前に底固めが必要だった」ことを示しているとして、現時点では株式よりも商品投資が望ましいとの見方を示した。


(出典)
ジム・ロジャーズ氏:世界株の調整は「既にあってしかるべき時期」
バーナンキFRB議長は問題の一部、解決策ではない−ロジャーズ氏
香港の高級住宅価格、今年は最大15%上昇も−チョンコンのチュー氏
ジム・ロジャーズ氏:上海と香港の不動産はバブル、価格下落も

ジム・ロジャーズ「娘に贈る13の言葉」

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ジム・ロジャーズの言葉 2009年12月後半パート1 最新の言説

2009年12月後半パート1です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。英文は、すべてオリジナル翻訳しています。



−現在の世界金融危機について
Legendary investors Jim Rogers and Marc Faber have similar outlooks on the financial crisis and the efforts of the Federal Reserve to revive the U.S. economy. What do they think of the Fed's quantitative easing policy? In a word, it is a recipe for disaster.

伝説の投資家・ジム・ロジャーズ氏とマーク・ファーバー氏は、アメリカ経済を復活させるためのFRB(米連邦準備銀行)の奮闘と金融危機について同じ観測をしている。彼らは、FRBの量的緩和政策について、どう思っているのか?つまり、それは、危機への処方箋である。

According to Rogers, governments have not addressed the underlying problems which triggered the crisis, but instead have "flooded the world with money." He argues that trying to solve the problem of too much consumption and too much debt with more consumption "defies belief," and will result in epic failure.

ロジャーズ氏によれば、米政府は、危機を誘発した横たわっている問題について本気で取り掛かっていないと言う。その代わり、“世界を紙幣で洪水のように溢れさせている。” あまりにも莫大な消費と負債の問題をさらなる消費でまかなおうというのは、“信念を否定している。” それゆえ、(FRBの)歴史的大敗に終わるだろう。

Faber's outlook echoes the sentiments of Mr. Rogers. He says, "If we agree that excessive credit and excessive leverage led to the crisis, then what the Federal Reserve is doing is giving a wrong medicine to the patient?they are giving the drug addicts more drug instead of sending them to rehabilitation, which is not good for the economy. So I think that the whole policy will eventually end in another disaster but we don’t know when and many things can happen in between."

ファーバー氏の観測は、ロジャーズ氏の意見を繰り返している。“もしも我々が、過大な信用と過大なレバレッジが危機を導いたことに同意すれば、FRBのしていることは、患者に間違った医療をしているようなものである。薬物中毒者に、彼らをリハビリテーション・プログラムに送る代わりに、さらなる薬物を与えているようなものである。それは、経済にとっては、良くはない。FRBのすべての政策は、結局、別の危機を導いて終わるだろう。しかし、それはいつ来るか予測できない。多くの問題が、同時に起こるはずである。”

So where do Faber and Rogers see opportunity? Well, both are extremely bullish on agricultural commodities and companies. Rogers says that it will be farmers not bankers driving Ferraris in the coming decades. Faber likens investing in agriculture to investing in oil in 2001 or 2002.

そうして、ファーバー氏とロジャーズ氏は、どこに投資機会を見ているのか?2人とも、農産物商品や農業関連企業に対して極度に強気である。ロジャーズ氏は、次の数十年では、フェラーリをドライブするのは、銀行家ではなく農家になるだろうと言っている。ファーバー氏は、今、農業(農産物)に投資するのは、2001年や2002年に原油に投資するようなものだとたとえている。

また、ロジャーズ氏は、日本の鳩山政権・子ども手当について、次のように発言しています。

−日本・出生率の改善について
「(日本の民主党政権による子ども手当などを指して、)子どもたちへ投資することによって、日本の出生率は、改善して行くだろう。外国人投資家の中には、もうその方向に賭けている者たちもいる。日本政府は、なんとか手を打ってゆくだろう。他の国々では、人々が子どもを持つことにインセンティブが与えられており、たいてい、それは、うまくいっている。」

−人生・成功の秘訣について
「あなた自身の情熱があるものを見つけなさい。あなたの情熱を信奉することによって、あなたは、仕事に働かせられない。(=仕事の奴隷にならない。)あなたは、毎朝、飛び起きて、毎日が楽しくなるだろう。」

(出典)
・Farmers, not bankers will drive Ferraris: Jim Rogers
・Jim Rogers and Marc Faber See Disaster Looming, Blame The Fed
・Jim Rogers: "Figure out your own passions are."
・Return of Deflation Means Japan Expanding Child-Care for Growth

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