(CNBC's “Squawk Box Asia”で)
−株式・世界株式市場に関して
「中央銀行によって印刷された紙幣によって現在の上昇が引き起こされているので、株式市場は、今年(2009年)か来年(2010年)に新しい底(値)を付けるかもしれない。私は、株式を購入していない。株式市場の底は、おそらく今年おそくか、来年には訪れるだろう。各国政府は、金融危機によって引き起こされた本質的な問題を解決していない。さらにその上、紙幣を大量発行し、世界を洪水にしている。大量の消費と大量の負債を、さらなる消費と負債で補うという“信念の否定”は、決してうまくいかないだろう。」
−商品・世界商品市場に関して
「商品は、新しい鉱山への投資のように、世界が金融危機から脱出する時に上昇し始める最初のセクターとなるだろう。原油セクターと農産物は、金融危機の間、切り詰められている。これは、不足を生むだろう。ゼネラルモーターズ(GM)のファンダメンタルズは、さらに良くなっていない。シティバンク(Citi Bank)のファンダメンタルズも、さらに良くなっていない。ファンダメンタルズが良くなっている企業は、今、世界にはほとんどないと考えることができる。しかし、商品のファンダメンタルズは、さらに良くなっている。私は、さらに農産物に投資するだろう。私は、しばらくの間、さらに他の実物資産(商品)へ投資するだろう。私は、さらに銀へ投資するだろう。しかし、金は保有し続ける。世界の原油供給量は、年に4〜6パーセントの割合で減少している。需要は、瞬間的に下がっている。しかし、長期間では、誰かが早く多量の原油を発見しなければ、原油価格がいかに高止まりするか、どこまで高値になるかがサプライズとなるだろう。」
−通貨・通貨危機の予測に関して
「次の金融のメルトダウンは、通貨市場で起こるだろう。世界の中央銀行が紙幣を大量発行しているからである。巨大な政府の介在は、彼らの通貨を弱くしている。次の大きな問題、大きな危機は、通貨市場で起こるだろう。私は、現時点で、まだ何の回避措置もとっていない。どのように対応すべきかを検討中である。私は、日本円(JPY)を買っていた。未来の問題に抵抗するために日本円を買っていた。しかし、今は、日本円を買っていない。日本円を永久に持つつもりはない。なぜなら日本にもいくつかの莫大な問題(高齢少子化問題など)があるからだ。また、どの通貨も現時点でショート(売り持ち)していない。今は、ピークを付けているかもしれないが、米ドル(USD)もショートしていない。確かに、通貨は、現時点で金融市場に存在するすべての資産の中でも安全な方に見えるかもしれない。株価は新しい底をつけるかもしれない。各国政府が紙幣を大量発行し、株価を引き上げているせいだ。しかし、長期的にみれば、通貨市場には大きな“落とし穴”がある。今は分からなくても、いずれ分かることである。もしも私の判断が正しければ、今後10-20年間で、通貨は、数多くの問題に直面するだろう。世界の各国政府は、実際に、多くの通貨を破壊することにベストを尽くしている。人々は、それを理解する必要がある。もしも彼らが今それを理解しなければ、彼らは、困難な方法でそれを理解するようになるだろう。」
−通貨・有望な通貨・人民元に関して
「私は、中国人民元(CNY)を保有している。人民元を買ったり売ったりすることは簡単ではない。なぜならそれは封鎖通貨だからだ。しかし、私は、チャンスがある度に人民元を得て、それを保有している。人民元は、最後には、次の世界の基軸通貨になるだろう。今から20年後か15年後には、中国人たちは、彼らの通貨を毎月毎年開放していくだろう。それが続いていけば、人民元がどんなに高値になるかは誰にもわからない。私なら、どの他の多くの通貨を保有するよりも人民元を保有するだろう。中国では、過去20-30年の間に多くの深刻な過ちを犯してきた。通貨の問題は、その内の一つである。私は、中国人たちが、依然として自国通貨をなぜ封鎖しているかが理解できない。今は、1979年ではない。1999年でもない。2009年なんだ。中国への資金投資を呼び込めない。中国人たちはもうそれ以上自国通貨を封鎖している必要がない。」
(出典)cnbc.com
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