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<サイトからのお知らせ>
〇今年も質の良いジム・ロジャーズ情報を掲載していきますので、今年もよろしくお願いします。

<ジム・ロジャーズ ミニ情報>
最近、サーチナのジム・ロジャーズ関連ニュースが頻繁に更新されています。無数の小記事を全部取り上げていられませんので、興味のある方は、次のリンク先をブックマークしておき、毎日、チェックすると良いでしょう。本家のサーチナよりもyahoo!ニュースの方が要約が付いています。

サーチナ配信のジム・ロジャーズ関連 Yahoo!ニュース


ジム・ロジャーズの言葉 2009年7月前半パート1 最新の言説

2009年7月前半パート1です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。英文は、オリジナル翻訳しています。

(ブルームバーグによる電話インタビューで)

−米ドル(USD)と準備通貨としての地位について
「来年(2010年)か、向こう2、3年以内に通貨危機があると予想する。対象通貨は、英ポンド(GBP)かもしれないし、米ドル(USD)かもしれない。米ドル(USD)の将来については、悲観的だ。米ドル(USD)は、信認を失っているからだ。私は、1年前に比べて、米ドル保有高を減らしている。」

−米国債について
「米長期国債(T-Bond)は、残された最後のバブルの1つになるだろう。」
「米債務急増が米資産の信認を低下させていることから、米ドル(USD)と米国債(T-Bond)が、ともに下落する公算が大きい。米政府は、紙幣を一段と増刷しており、さらに多くの借入金を借り入れている。これは、健全な通貨の基盤ではない。」
「米政府に30年間、3−6%の利子で金を貸すなどという考えは、私にとっては全く考えられない。私は、いずれ米国債(T-Bond)を空売りすることを計画している。」

−アジア投資について
「私は、世界のなかでアジアについてはその他の地域ほど悲観的ではない。世界の債権国は、現在、全てアジアにある。アジアの国々は、万が一に備えて貯蓄してきた。今が、その万が一の時だ。本当は持っていない資金を消費に回してきた他の(欧米の)国々よりも、アジアが受ける影響は小さいだろう。」

−商品について
「天然資源は、再び上昇するだろう。」
「金属は、今年(2009年)、株式よりも上昇してきた。」
「需給が改善している数少ない資産クラスの1つとして、商品価格が上昇すると予想している。」
「長期的には、ソフトコモディティが有望である。」

−現在、有望な株式は?
「私なら現時点で購入を検討できる株式は、スリランカ株だけだ。」
「保有している中国株は、これからの多くの年月、さらに保有し続ける計画である。2009年に中国株を売ることは、1909年にアメリカ株を売るようなものだ。私の娘たちは、2003年と2008年に生まれた。私は、自分が保有し続けた中国株を、彼女たちに渡すことを期待している。」
「2008年の第四半期に中国株を買い増して以来、今年は、全く株式を購入していない。」

−有望な通貨は?
「私は、最近、スイスフラン(CHF)を買った。」
「アジア太平洋地域の通貨では、オーストラリアドル(AUD)とニュージーランドドル(NZD)、そして、日本円(JPY)、シンガポールドル(SGD)、人民元(CNY)を買っている。」
「また、健全な通貨の内の一つは、カナダドル(CAD)だ。」

(出典)bloomberg、reuters
・Treasuries Are Little Changed Before Fed Purchases Notes Today
・Jim Rogers Sells Dollars, Plans to Short Treasuries (Update2)
・投資家ジム・ロジャーズ氏:ドル保有を縮小−米国債をいずれ空売り
・ジム・ロジャーズ氏:ドルを悲観−向こう2、3年内の通貨危機を予想
・円強含み、世界景気の先行き不透明感でリスク回避に圧力−G8警戒
・Jim Rogers says has no short positions, selling dollars

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
posted by ジム・ロジャーズ | ジム・ロジャーズの言葉

ジム・ロジャーズ氏最新インタビュー(20080625)

大和証券投資信託委託株式会社が、6月11日、シンガポールにて、ジム・ロジャーズ氏に最新のインタビューを行いました。大和投資信託の最新ファンド・レターとして発表されています。

<コモディティ市場およびRICI、原油、農産物、金・銀、インフレについて>

〇コモディティ市場全体について
「世界の景気が良くならなくとも、コモディティの過少供給とマネーの過剰供給は変わらないので、コモディティはベストな投資先だ。」

〇原油価格について
「原油価格はきっと100ドルになると思う。」

〇ソフトコモディティについて
「農産物が投資先として非常に良い。」

〇インフルエンザについて
「新型インフルエンザの影響は小さい。」

〇金融緩和とインフレーションについて
「インフレ対策として、金・銀を勧めているが、金は、IMFなどの動向により、買い時に注意。」

<新興国市場と為替相場について>

〇新興国市場について
→ジム・ロジャーズ氏が見る新興国で有望なもの
・スリランカ
・台湾
・モンゴル

〇為替相場について
「私は日本円と他の2〜3種類の通貨を保有している。最近スイス・フランを少し買ったが、スイス・フランにも他通貨にもそれほどの自信があるわけでは
ない。」
「最も健全な通貨の内の一つは、カナダドルである。」

→以上から、ジム・ロジャーズ氏の現在の保有ポジションは
・日本円(JPY)
・ユーロ(EUR)
・カナダドル(CAD)
・スイスフラン(CHF)
だということがわかる。(これは、レポートには書いていない。)

pdf.png
ジム・ロジャーズ氏インタビュー
※直リンクを避けるため、レポートのタイトルページへリンクしています。
リンク切れで見れない場合は⇒保管先

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
posted by ジム・ロジャーズ | WEBインタビュー情報

ジム・ロジャーズの言葉スペシャル・『ファンドマネージャーは農家になるはずだ。』

ジム・ロジャーズの言葉スペシャルです。今回はすごく重要なことを言っている部分がありますので、何度も繰り返し読んで見て下さい。英文は、オリジナル翻訳しています。

The Economic Times: Fund Managers can become farmers: Jim Rogers
エコノミックタイムズ:『ファンドマネージャーは農家になるはずだ。』

(The Economic Timesによるインタビューで)

−我々は、国際通貨基金(IMF)や世界銀行(WB)によってかなり強められた、憂鬱な予測で一杯になっています。そして、そんな中、株式は、急上昇しました。何か一番大切なことが準備されていません。今日のマーケットは、いかに危険なのでしょうか?
「世界中の中央銀行が莫大な量の紙幣を発行している。そして、実体経済は、この全ての紙幣を吸収し得るほど十分には強くなっていない。そして、その紙幣は、株式や、例えば商品のような実物資産に行っている。彼らがしていること、それは、間違いなのである。それは、ごく短期の喜びを与えている。しかし、我々がむかえなければならない高インフレーションや、さらなる高金利、さらなる急激な景気悪化などのような長期の苦痛がある。」
「アメリカの債券市場は、もう劇的な下落が始まっている。人々は、アメリカ政府が莫大な量の債券を売らなければならないとわかっているからだ。そして、第二に、インフレーション、深刻なインフレーションになるだろうと。政府が莫大な量の紙幣を発行した時、過去にはいつもそうなっていたので。」

−財政赤字が拡がっているのに、株式市場は上昇しています。いつか、それは、反転(調整)しなければならない。
「それは、反転(調整)するだろう。今年遅くか、来年に。我々は、また、通貨の問題に出くわすだろう。おそらく通貨危機になるかもしれない。どの通貨になるかはわからない。おそらくポンド(GBP)と米ドル(USD)はなるだろう。その時には、我々の誰も持ちたくない通貨でおそらくそうなるだろう。通貨危機になる時、株式市場は影響されるだろう。多くの投資案件が影響されるだろう。それは、穏やかではない。世界ではまったく何が起こるかわからない。」
「1930年代には、あとではじけることになる馬鹿でかい株式市場のバブルがあった。そして、政治家たちは、数多くのミスを重ね始めていた。彼らは、保護主義者になった。しっかりした銀行がしっかりしていない銀行を引き継いだ。そして、しまいには、2つとも共倒れしてしまった。」
「今、彼らは、その同じミスを数多く重ねている。今度、違うというところは、我々が莫大な量の紙幣を刷っているということだ。その当時、彼らは、紙幣は大量に刷っていなかった。そうして、我々は、今度の場合は、インフレーションを経験することになる。」

−あなたは、どうしますか?選挙で選ばれていない政府は、そのような苦痛や、膨大な失業者、多大なる困難に余裕があると?
「アメリカは確かに選挙したはずなのだが。アメリカはまさに選挙をしていた。その男は、11月に選ばれた。彼は、4年の任期の開始にきていた。その男は言っていた。“私より前の大統領は、みんな希望のないまぬけである。”と。“彼らは物事を破壊した。”と。“我々は、それらの問題を解決しなければならない。今、いくらかの苦痛を経験しなければならない。しかし、心配するな!我々はその苦痛を乗り越えるだろう。2年間か、3年間か、4年間のうちで、物事は良くなるだろう。そして、私は再選されるだろう。”と。」
「もしもその苦痛が、2010年も2011年も2012年も来るのであれば、彼を責めることのできる者は誰もいないだろう。特に、物事があとでまた悪くなったら、反対論者は言うだろう。待て!2009年の方が良かったのではないか、と。そして、次の男が言うだろう。(責任のなすり合いで、)あなたがしたんだと。そうして、あなた(質問者)は正しい。選挙された政府は、このようにとても困難なのである。あなたは、インドで新しく選挙で選ばれた政府を知っている。新しい政府ができる時はいつでも、なんらかの苦痛が伴うものなのだ。」

−あなたは、最近、中国やスリランカに投資するだろうということを言っていましたね。あなたは、インドの新しくできた政府には投資の賭けをしていないのですか?
「私は、もしもだれかが世界におけるこの特別な地域に投資したければ、最良の場所は、スリランカになるだろうということを指摘しようとしていた。そこは、まるで30年間の戦争が終わったかのように見える。」
「歴史を通してみても、戦争が終わった後の場所に行けば、あなたは、たいてい、何もかもが安い(cheap)、みんな意気消沈している、人々はまさに憂鬱である、そして、あなたにエネルギーがあれば、そこに大きな投資機会があるということがわかるだろう。」
「私の見方では、2009年にスリランカに投資することは、パキスタンや、バングラデシュ、インド、その近くの他の国々に投資するよりもおそらくさらに良い。そして、新しいインド政府が何か改革をすることにも期待しよう。私は、40年間、インドの政治家には耳障りの良いことを聞いてきた。」
「そうして、彼らはめったに(改革を)やらなかった。国民会議派が与党であることは初めてではない。彼らが真の改革実行を意味していれば、インドは、次の20年間で、最も偉大な発展物語の内の1つになるだろう。しかし、彼らが改革を実行できるかどうかはわからない。」

−(インドに必要なのは、)どんな種類の改革ですか?
「なぜ通貨を自由に交換できないのか?なぜ外国資本を奨励しないのか?なぜ外国の専門知識を奨励しないのか?なぜそんなに保護主義者なのか?なぜ農民は、5ヘクタールだけしか農地を持つことを許されないのか?インドは、世界でも有数の農業大国になれるのに。あなた方(インド人)は、その土壌を持っている。その気候を持っている。しかし、インドの農民は、まだ5ヘクタールしか所有することができない。」
「どのようにしてインドの農民は、1000ヘクタールを所有しているアイルランドの農民や5000ヘクタールを所有しているブラジルの農民と競争することができるだろうか?これでは、賢い人々は、農家にならない。なぜなら、先物とは何なのかと。価格が上昇し始める時はいつでも、インドの政治家は、まるで先物取引が価格を上昇させいているかのように、先物取引を禁止する。それは、世界でも最もおかしくて、最もばかげている。価格は、上昇する理由があるから上がるのである。」

−昨年(2008年)、あなたは中国株ばかり買っていましたね。それはなぜですか?
「株式市場は、去年の10月から11月にかけて崩壊した。それが、私が中国株を買い増した時だ。それ以来、中国株は買っていない。それ以来、世界のどこの株も買っていない。“今、起こっていることに参加せよ!”という私のやり方では、商品を買うことだ。」
「私の見方では、商品市場は、ファンダメンタルズが改善している唯一の場所だ。たとえ食糧在庫が過去数十年間で最低でも、農家は、今、肥料を買うためにローンを得ることができない。誰も鉱山を開設するのにローンを得ることができない。そうして、何もかもの供給が減少し続けていることに遭うだろう。」

−あなたが、他の投資対象で見ているものは何ですか?
「インドには、次の数年間で大いに良くなるいくつかの産業がある。その一つは、水である。あなた方(インド人)は、恐ろしい水の問題を持っている。中国もまた恐ろしい水の問題を持っている。そうして、私は、中国の水処理会社の株を買っていた。もしもアメリカが地面まで足を踏み外して落ちれば、そこには大きな投資機会がある。中国は、農業問題を解決するのに何1000億ドルもの費用を費やしている。」
「そうして、私は、中国の農業株と水処理株を買っている。インドには、偉大なる未来のある他の産業がある。私は、インドの観光業にとても強気である。世界中でスピーチに言ったところではどこでも、私は人々に言っている。“もしもあなたが生涯でたった一つどこかの国へ出かけなければならないとしたら、あなたは、インドへ行くべきだ。”と。」
「あなた方(インド人)の政府は、軍隊を再構築するだろう。彼らは言っている。そうして、ここにも大きな投資機会があるだろう。また、彼らは、インフラストラクチャー(社会基盤)を建造するかもしれない。そうして、私は、インドで多くの投資機会を見ている。」

−先進国における国債のデフォルト(債務不履行)の可能性は、かなりセンチメントを押し下げるはずです。あなたは、それが起こると思いますか?
「1918年には、イギリス(英国)は、世界でも最も豊かで最も力強い国であった。そして、一世代の内に、その国は、よろめくようになった。次のニ世代半の内に、英国は、デフォルト(債務不履行)となった。イギリスは、1970年代には、デフォルト(債務不履行)を起こした。そして、国際通貨基金(IMF)によって救済してもらわなければならかった。世界の先進国の多くの国々は、現在、とても深刻な面倒の中にいる。」
「アイスランドは、もうデフォルト(債務不履行)となった。今年(2009年)後半か、来年(2010年)、2011年には、国債のデフォルト(債務不履行)が引き金となって、通貨危機が起こるだろうと予測する。先進国は、以前よりデフォルト(債務不履行)になっている。アジア通貨危機を思い出して欲しい。それは、一種類かもう片方のデフォルト(債務不履行)からだった。以前に起こったことは、また起こるだろう。」

−あなたは、どの特別なマーケット、地域のことを心配していますか?
「私は、イギリス(英国)に投資していないことをうれしく思っている。ロングもショートもしていない。英国は、間違いなく面倒なことになると確信している。私は、またアメリカについても心配している。私は、ほとんどすべてのドル資産を売ってきた。私は、アメリカ国民であるので、いつもいくらかのドルは持っている。しかし、私は、あそこで拡がっている数々の深刻な問題を見ている。これら2つの超大先進国は、私が最も問題が起こりそうであると見ている国々なのだ。」
「しかし、その問題は、そんな風には決してうまくいかない。みんながここで座って、アメリカとイギリスを見ている。面倒なことは、言えば、ポルトガルか、我々が考えたこともない場所で起こるかもしれない。それは、突然、我々全てを驚かすようになるだろう。」

−もしもアメリカの失業率が10%に届くとしたら、かなり小売り販売に影響するのではないでしょうか。これは、アジアにとってはいかに悪いことですか?
「ちょっと中国を見てみよう。もしもあなたがアメリカのウォルマートに(中国から)売っていれば、もしもあなたが中国の供給業者であれば、問題があることがわかるだろう。あなたは、悩ませられるだろう。西洋とうまくやっているどの企業も数々の問題を持つだろう。逆に、アジアの水処理業者のような企業は、もしも西洋が消えたとしても、何も気にしないだろう。彼らは、利益を上げるのにあまりに忙しい。毎日、働きに出るのにあまりに忙しい。」

−賢い逃避資金が追っているのは、どのような種類の商品でしょうか?
「私は、金を保有しているが、現在、銀の方が良いと思っている。天然ガスは、現在、原油よりも安い。しかし、私は、それらすべてを保有している。もしもあなたが原油を買いたければ、あなたは、おそらく綿花を買った方がいい。なぜならアメリカのすべての農家は、エネルギーへ変換するためにトウモロコシを植えているからだ。それは、彼らがどの綿花も植えないだろうということを意味している。原油に投機するよりは、最良の方法は、綿花を買うことだ。」
「現在、世界中で、農家がトウモロコシやメイズを植えるための莫大な補助金がある。例えば、それで、彼らは、(トウモロコシを植えて)エネルギーへ変換するだろう。もしもエネルギー価格がさらに高くなれば、バイオエタノールへの変換は、さらに起こるだろう。」
「もしもみんなが油脂やエネルギーへ変換するために大豆やトウモロコシ、やしの木を植えれば、誰も綿花を植えないだろう。」
「そして、あなたは、原油よりも綿花で多額の利益を上げることができる。原油と金の間では、綿花を買え!なのである。原油と金の間では、銀を買え!なのである。原油へ投機するよりも、他の方法は、みんな多くの砂糖をエネルギーへ変換しているので、砂糖を買うことである。銀は、歴史的に見てもさらにずっと安い。そして、金は、ほとんど史上最高値付近である。銀は、銀の史上最高値から75%も下にある。それで、銀と綿花は、金と原油よりもさらにずっと良くなるのではないかと疑っている。」

−世界人口は、そのピーク近くになっています。遺伝子組み換え作物は、生産性を上げるでしょう。何のために、あなたは農産物にそれほど強気ですか?
「それは、関係ない。世界は、農産物が生産されている以上に消費している。食糧在庫は、何十年間も低いところにある。我々は、どの悪い天候にも遭っていない。干ばつや何かの孤立したケースはあった。それは、再び起こらないかもしれない。しかし、もしも干ばつが起これば、食糧価格は、急上昇するだろう。」
「天候変化が起こることはある。(マーケットに)参加するための一番良い方法は、農産物を通してか、農産物製品を通してである。多くのプラスの起こっていることがある。現在、農業では、何もかもが不足の状態にある。種、肥料、トラクター、トラクターのタイヤ。我々は、農家の不足にも遭っている。なぜなら農業は、過去30年間で恐ろしいビジネスだったからだ。」

−あなたが今、注視しているのは、どんな種類のマーケットですか?
「弱気相場が、上昇(戻り)をしているということだ。私は言う。S&P 500は、新高値を付けないだろう!と。しかし、それは、米ドルに対して言えば、少し和らげなければならなくて、もしもアメリカ政府が紙幣を刷り続け、米ドルの価値を崩壊すれば、S&P 500は、現在の値から3倍になるだろう。S&P 500は、50000になるだろう。Dow Jonesは、100000になるはずだ。」
「そして、それが、現在、私が株式をショートしていない一つの理由なんだ。この種のようなことが起こりえるからなんだ。株価は、聞いたこともないレベルまで行く可能性がある。しかし、(米ドルは、)価値の無い通貨になるだろう。」

−それは、自然と新しい国際機軸通貨の議論をもたらすと思うのですが。
「いくつかの国々では、その問題をもう一度起こさせている。米ドルは、現在、恐ろしく欠陥のある通貨なのだ。米ドルについて何かがなされなければならない。(過去に、)ポンドスターリングについてなされたように、何かがなされなければならないだろう。第二次大戦後、人々は、ポンドスターリングを(基軸通貨として)使うのを止めた。そして、多くの理由で、米ドルに置き換えられた。米ドルについて何かがなされなければならないだろう。」
「我々は、米ドルについて(昔よりも)ずっと何かをしそうではあり、米ドルについて強制的に何かをしなければならないだろう。インドは、1991年に強制的に変革した。世界は、予見可能な未来に、その通貨の状況を強制的に変えなければならないだろう。」

−この現金の山(過剰流動性)は、資産を追い、ついには、中央銀行に流動性を片付けさせるという潜在的な恐れが既にあります。これは最後までどのようになると思いますか?
「彼らはみんなで言う。“心配するな!我々はギアを反転するだろう。過剰流動性を間に合って抜くだろう。”と。しかし、私は、彼らをちっとも信頼できない。かつて、それをそんな風にできた者は一人も居ない。中央銀行家がそれをし始めようとした時、彼らが素早く反転したとか、その中央銀行家を追い出して、誰かを入れたとかのずっと大きな苦痛を引き起こしていた。」
「私は、彼らだったらそれをできるだろうとは本当に思えない。それが、私が債券相場とインフレーションについて心配している理由だ。もしもすべての中央銀行がそれを一緒にやったら、さらに高い失業率、街での数々の暴動を導くだろう。国民は動揺する。」

−あなたの投資家としての歩みの記録は、ずっと印象的ですね。しかし、今日のマーケットでは、過去20年間のあなたのパフォーマンスを繰り返すことはできますか?
「一つはできるだろう。私は、それに十分な時間を費やしていないので、おそらくできないだろう。しかし、一つならなされるはずだ。20年間では、今、有名な財産を作ってきたと我々が読む人々がいるだろう。1930年代には、莫大な財産を作ったり、テンプルトンのように基礎を築いた人々もいた。」
「彼は、1930年代に始めた。彼は投資機会を見て、利用した。1930年代には、大きな利点と投資機会を見て、行動し、すばらしい成功をした人々がいた。今、あそこに居る誰かかもしれない。その人が誰だかわからない。おそらくその人は、ブラジル、中国、インドに居るかもしれない。」

−あなたのアドバイスを求める混乱したファンドマネージャーに、あなたは何と言いますか?
「農家になれ!世界には、現在、何万人もの有能なファンドマネージャーがいる。もしも私が正しければ、金融業界というのは、次の30年間で、すばらしい場所にはならないだろう。金融人が責任のあるような歴史上の多くの期間があった。鉱山夫、農家など、実物(real goods)を生産する人々が責任のあるような歴史上の多くの期間があった。」
「私の見方では、世界は変化している。世界は、金融という種類から離れ去って、実物資産の生産者へと変化している。これは、それがいつもそうであったように、数十年間、続くだろう。これは奇妙に聞こえるかもしれない。しかし、変化というものは、いつもこんな風にして起こるんだ。今から10年間、ラボルギーニを運転する農家と、せいぜいトラクターかタクシーを運転する株のブローカーが出てくるかもしれない。」

(完)

(出典)economictimes.com
・Fund Managers can become farmers: Jim Rogers

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
posted by ジム・ロジャーズ | ジム・ロジャーズの言葉スペシャル

ジム・ロジャーズの言葉 2009年5月後半パート2 最新の言説

2009年5月後半パート2です。ジム・ロジャーズ氏の最新の言説は、次のとおりです。英文は、オリジナル翻訳しています。

(シンガポールでの投資家会合で)

−西欧・アメリカ経済とイギリス経済について
「米経済はすぐには低迷を脱しないだろう。アメリカ株式は、9週間の上昇の利益確定の反動で、おそらく下落するだろう。」
「アメリカは、もう既に格下げされている。イギリスも同じだ。アメリカもイギリスも、あいにく膨大な債務を負っている。両国の政治家は、そろってミスを犯し続けている。彼らは、悪い経済を良く見せようとして莫大な量の紙幣をつぎ込んでいる。しかし、それは長くは続かない。有名格付け会社は、アメリカが悲惨な状態にあるという真実を言うことを恐れている。なぜならアメリカ議会が彼らに圧力を加えているからだ。これは、イギリスにおいても同様だ。市場に居るトレーダーは、この悲惨な出来事をもうよくわかっている。格付けがダブルエー(AA)であろうと、トリプルエー(AAA)であろうと、シングルエー(A)であろうと、市場は既にこの状況をわかっているから、何の効果もないだろう。」

−イギリス・通貨ポンド(GBP)について
「我々は、最近3-4ヶ月のうちに、対ドルで見て、もうすでにポンド(GBP)の良い上昇を経験した。1930年の株式市場でさえ、全体が90パーセント下落していく途中で、50パーセントの上昇(戻り)を経験している。この戻りは正常だ。しかし、弱気相場における正常な戻り以外の何ものでもない。私は、ポンド(GBP)と米ドル(USD)には悲観的である。これらの両通貨は、(膨大な政府債務という)恐ろしい欠陥がある。金融機関の救済(の莫大な負担)が、両国に重くのしかかっている。救済はすぐに止めるべきだ。貧しいアメリカとイギリスの納税者は、政府によって強制された“ばかげた負債”を抱えている。我々は、巨大な税と債務の問題に直面するだろう。ワシントンとホワイトハウスの政治家たちのせいで!」

−有望な投資先・中国
「あなたがインドで事業を行うとすれば逆風を受けるが、中国では追い風を受けるだろう。」

−有望な投資先・インド
「インド総選挙で国民会議派が過去20年で最大の勝利を収めたが、インドよりも中国やスリランカの方が投資の好機である。私は、インドに関して、30年間、同じような話を聞いている。シン首相の公約には懐疑的である。ただし、シン首相が約束を忠実に果たせば、インドが“次の重要な投資対象”になるだろう。」

−有望な投資先・スリランカ
「スリランカ政府軍により、26年間続いた反政府勢力“タミル・イーラム解放のトラ(LTTE)”が掃討されたスリランカには、“素晴らしい投資機会”がある。スリランカの投資機会は、“大きく・割安”で、同国が“劇的”に変化していることがわかる。スリランカ国内では、約26年の内戦が終結し、これから復興が始まると見込まれる。コロンボ総合指数も下半期には過去最高値を付けるだろう。もしも私がここ(シンガポール)にいなかったら、今すぐにでも飛行機に飛び乗ってスリランカに行っているだろう。」

−有望な投資先・ミャンマー
「ミャンマーは、天然資源と同国がインドと中国に隣接する地の利を考慮すれば、ミャンマーも投資家に“膨大な潜在性”を提供している。新たに投資する場所を探すならば、私の投資リストでは、上位に来るだろう。」

−有望な投資先・台湾
「アジアの他地域では、中国と台湾が平和的な方向に進んでいることを確信している。」

−有望な投資先・アジア株式について
「株式選好には、中国とインドの水資源関連などが含まれる。」
「アジアの有望な株式では、インフラストラクチャー(社会基盤)と発電関連企業が投資機会を提供するだろう。」

−現在、ショートしている銘柄があるか?との問いに対して
「私は、現時点では、ショートポジション(売り持ち)を持っていない。」

(出典)bloomberg.com、yahoo、sky.com
・ロジャーズ氏:スリランカに素晴らしい機会−ミャンマーにも潜在性
・ジム・ロジャーズ氏:中国とスリランカは投資の好機、インドに勝る
・Jim Rogers Sees ‘Wonderful Opportunities’ in Sri Lanka
・Jim Rogers Prefers China, Sri Lanka to India for Investment
・ジム・ロジャーズ氏「アジア投資で注目すべきはスリランカ」
・Global Investor: Pound Is 'Terribly Flawed'

ジム・ロジャーズ「中国の時代」
posted by ジム・ロジャーズ | ジム・ロジャーズの言葉
<ジム・ロジャーズミニ情報>
「読書すること、旅をすること、本を書くことが、私の生き甲斐である。」というジム・ロジャーズ氏は、現在、投資に関する講演セミナーで世界を飛び回る傍ら、「商品の時代」(Hot Commodities)に続く2冊目のコモディティ(商品)に関する本(タイトル未定)を執筆中です。「私が商品に関してやっている何もかもについて書いている。」ということなので、乞うご期待なのですが、最初は洋書版の発売です。(←早くて年末?)そして、邦訳版が出るのは来年でしょうか。

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