(ブルームバーグによる電話インタビューで)
−米ドル(USD)と準備通貨としての地位について
「来年(2010年)か、向こう2、3年以内に通貨危機があると予想する。対象通貨は、英ポンド(GBP)かもしれないし、米ドル(USD)かもしれない。米ドル(USD)の将来については、悲観的だ。米ドル(USD)は、信認を失っているからだ。私は、1年前に比べて、米ドル保有高を減らしている。」
−米国債について
「米長期国債(T-Bond)は、残された最後のバブルの1つになるだろう。」
「米債務急増が米資産の信認を低下させていることから、米ドル(USD)と米国債(T-Bond)が、ともに下落する公算が大きい。米政府は、紙幣を一段と増刷しており、さらに多くの借入金を借り入れている。これは、健全な通貨の基盤ではない。」
「米政府に30年間、3−6%の利子で金を貸すなどという考えは、私にとっては全く考えられない。私は、いずれ米国債(T-Bond)を空売りすることを計画している。」
−アジア投資について
「私は、世界のなかでアジアについてはその他の地域ほど悲観的ではない。世界の債権国は、現在、全てアジアにある。アジアの国々は、万が一に備えて貯蓄してきた。今が、その万が一の時だ。本当は持っていない資金を消費に回してきた他の(欧米の)国々よりも、アジアが受ける影響は小さいだろう。」
−商品について
「天然資源は、再び上昇するだろう。」
「金属は、今年(2009年)、株式よりも上昇してきた。」
「需給が改善している数少ない資産クラスの1つとして、商品価格が上昇すると予想している。」
「長期的には、ソフトコモディティが有望である。」
−現在、有望な株式は?
「私なら現時点で購入を検討できる株式は、スリランカ株だけだ。」
「保有している中国株は、これからの多くの年月、さらに保有し続ける計画である。2009年に中国株を売ることは、1909年にアメリカ株を売るようなものだ。私の娘たちは、2003年と2008年に生まれた。私は、自分が保有し続けた中国株を、彼女たちに渡すことを期待している。」
「2008年の第四半期に中国株を買い増して以来、今年は、全く株式を購入していない。」
−有望な通貨は?
「私は、最近、スイスフラン(CHF)を買った。」
「アジア太平洋地域の通貨では、オーストラリアドル(AUD)とニュージーランドドル(NZD)、そして、日本円(JPY)、シンガポールドル(SGD)、人民元(CNY)を買っている。」
「また、健全な通貨の内の一つは、カナダドル(CAD)だ。」
(出典)bloomberg、reuters
・Treasuries Are Little Changed Before Fed Purchases Notes Today

・Jim Rogers Sells Dollars, Plans to Short Treasuries (Update2)

・投資家ジム・ロジャーズ氏:ドル保有を縮小−米国債をいずれ空売り

・ジム・ロジャーズ氏:ドルを悲観−向こう2、3年内の通貨危機を予想

・円強含み、世界景気の先行き不透明感でリスク回避に圧力−G8警戒

・Jim Rogers says has no short positions, selling dollars

ジム・ロジャーズ「中国の時代」




















